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第1話 魔王城にて

現在、魔王国ヴァリスアにある魔王城にて勇者パーティーは魔王に従う四天王を倒し、この国の主である『魔王』と戦闘をしようとしてる場面である。


「魔王!聞きたいことがある!!なぜ他種族を攻めるような指示を出すんだ!」


「ふん。何を言うかと思えば戯言を…ヒト族と魔族はこうなる運命なのだ。…ん?お前まさか勇者か?」


玉座から勇者を見下ろしながら魔王は鼻で笑い、質問に答えた。


 この無駄な質問をした男はたしか、異世界から勇者召喚によって呼び出された若い男だったっけな?ええっと名前は……ああ、たしか『ヒカル』とでも言っていたな。この男はこのように、ヒト族と魔族が『互いに手を取り合う』までとは言わないが、魔族と不可侵条約など結べることができると思っている甘いやつだ。


「それに威勢いい戯言を言っている割には、俺に会うまでに随分と私の配下を殺したようではないか」


「…うっ」


綺麗事を言いながら殺ることを殺ってきた勇者が面白かったのか、クハハハッ、と大きな声で笑い出す魔王。勇者はバツの悪そうな顔をし、魔王に対して言い返すことが出来なかった。


そんなやり取りの(はた)から見ていた俺はやっぱりこうなるかと頭を抱える。


 はぁ〜…それにしてもなんで魔王国と戦争するのだろうか…人族のお偉いさんは馬鹿なのか?なにが魔物を操っているだの、ヒト族が侵略を受けれいるだの戯言を言ったものだ。魔王国は何もしてないって何回進言したことやら。そもそも先に仕掛けたのはお前たちだろうが!!

 …コホンッ。あ〜…愚痴が出てきたところで話を変えよう。まあ、こんなこんなことをしているうちに魔王が先制攻撃を仕掛け、強制的に戦闘が始まった。


時は流れ、数時間後。勇者はパーティーメンバーの協力によって長時間の激しい戦闘を経て戦いに勝利した。


「ハァハァ…やっと終わったぞ…」


とどめを刺した勇者の下へ俺以外のメンバーが駆け寄って行った。互いに労いの声を掛けている様子だ。


 キャッキャするのはいいがここは魔王城だぞ。最後まで気を抜くとか馬鹿だろ。あーあ、これであの国はここに軍を進行すんだろうな〜。


そんな4人を放って置いて俺は1人周辺を警戒する。探索魔法を使い周辺を警戒していると1つ反応があり、勇者達を放って、そちらに見に行くと女の子が柱の後ろからこちらを伺っていた。見た目はヒト族で15〜18歳くらいだろうか。その子は声を殺して泣いており、察するに魔王の娘だろう。おっとこちらに気づいたようだ。


「我々が何をしたというのだ!!元々はお前たちが先に仕掛けてきたことだろう!!」


ダッ!!と勢いよく出てきて、駆けながら魔王の娘はそう叫ぶとこちらに攻撃をしてきた。


 はぁ、めんどくさいなぁ。取り敢えず消音魔法を使い、あの甘ちゃん(勇者)に気付かれないようするか。…っとこれで良しと。さて話が通じるかな。


魔王の娘がこちらに雷魔法を放とうとする。ジジジ…と音を立てながら雷を手のひらに圧縮している。次の瞬間、それをこちらに放つとバチバチと音を立てながら物凄い速さで球状の魔法が俺に向かってきた。


 ふむ。さすが魔王の娘といったところか。俺の知らない魔法を使っている。これは後で研究をしないとな。まあ、そろそろ時間も危ないし一瞬だけ寝てもらってから説明するか。


魔王の娘が放った雷魔法を無効化すると、俺は続けて睡眠魔法を使う。すると魔王の娘は「なっなんで…あっ」と驚いた声をあげるとそのまま寝てしまった。寝たのを確認すると、浮遊と隠蔽魔法を使い魔王の娘を端に移動させ隠した。


 よし寝たか。ええっと、バレないように端に移動してよしこれでいいか。これで他のやつから見つかることはないだろう。あとは勇者を返してさっさと仕事をするか。


そう言うと賢者は謁見の間へ戻った。

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