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今後2話以降に、紹介とか書いてきます。
天国と地獄。様々な世界が存在したとして、今を生きる理性を持つ獣である“人”が太古から考えてきた異世界は、それではないだろうか?
人も鳥も獣も虫も、在りと在らゆる生物は死して、生前の行動でそのどちらかに行くのだと。
天国。生前“善”なる行動をしてきたものが行く場所。楽園。
地獄。生前“悪”なる行動をしてきたものが行く場所。罪に合わせて、苦しみを与える場所。
だが考えてみると、善悪とは割り切れるものだろうか?文化に性別、時代等、ましてや獣であるならそこに、それはあるか?
実際、ほとんどの世界において生物は死ぬと、まず地獄に落とされる。いや、“地獄に転生する”。
天国に行くモノなど“存在しない。”
地獄に転生した彼らは、その魂に付いた自らの世界を生きる上で溜め込んだエネルギーを、“ゼロにするまで、地獄に居なければならない。”
これは、地獄に落…、転生したモノ達が、その魂を“浄化するお話”。