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*バッシャ船_ボーロンの野望(ベータ版)  作者: ボーロン
第1章 真夏の暑い夜_蚊帳のなか、ああ妹よ
4/4

潤んだ瞳で見ていた_身体言語

何もない空間にいた。いやいや、そんな事は無い。在り得無い。存在と無などと翻訳されているが【有と無】の事だ。有と無は同一なのだよ。色即是空空即是色。大宇宙の真理だ。空と無は違うなどと真面目に言い出す馬鹿がいるから、困ったもんだ。(まあ困りはしない。色即是空空即是色)


(何処かから声がした)


「ボーロン、お前はなにものだ? 」

「俺はボーロンなのか。ならば、今から、俺はボーロンだ。お前こそなにものだ? 」

「私は大宇宙であり大いなる意思だ。カノジョは嘘を愛しすぎてるがな」

「ふむ誰でも考えそうなことだな。大いなる意思と名乗るものよ。俺はお前でお前は俺だ。即ち梵我一如ぼんがいちにょ


――――赤い血溜まりのなか、素裸の青い潤んだ瞳の美しい女が、死んでしまった俺自身を、愛した男を抱きしめながら死んで行く姿。何故か俺は天井から見ていた。母親によく似た美しい娘…、サーニャ。愛する夫を殺した不倶戴天の敵を愛してしまった女_いつか違う場所、違う世であなたに逢いたい。そう囁いていた。天井の俺を見つめる青い潤んだ瞳_身体言語。――――

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