色白儚げ少女は健康猪少女とどう生きる~打ち明けられた秘密、彼女は受け入れ進むのかそれとも拒み繋がりを絶つのか~
人知れず暮らすものは何も犯罪者とは限らない。世の中には陰に生きる者もいる。それが私たち、妖。別に隠れて誰にも見られずに生活しているわけではなく、人間として普通に生活している。まぁ傾向として同じ妖同士で結婚することがほとんどで人と交わることは珍しい。だからこそ私は今歓喜に震えている。
今私の目の前には少し服の乱れた年の頃10代後半の女子が息を乱しながら床に倒れている。その手に金属質の武骨な拘束具をはめられ。
彼女の名前は私の幼馴染みで高校の同級生、綿貫真代。普段服に隠れている部位を除きほぼすべての部分が小麦色に日焼けしている。もとからの褐色肌とかではなく小学校からやっている陸上の影響が大きい。なので胸やお尻などは白く、普段服で隠れていない部分と、陸上の時に隠していない部分とで若干のグラデーションができている。それにほどよく割れた腹筋がもう、はぁ、はぁ、はぁ・・・・ジュルリ
と、とにかく私は嬉しいんです!まぁちゃんと結ばれるとしてどう両親を説得しようかと思っていたら、おねぇが「まず真代ちゃんの意思を確認しないと絶対許可してくれないと思うよ?」何て言うから全部説明したんだ。私がヴァンパイアで男の子にもなれること、この前おねぇがまぁちゃんを襲ったとき実は妊娠していること。そしてそれを今なら私の子に上書きできること。最初は唖然としてたけどまぁちゃんは「・・・・生物って不思議だね」って笑ってくれた。
それも嬉しかったけど、何より嬉しかったのが
「リンも妖だったとはねぇ~、お母さんから、三谷霧さんも同じだから安心だわ~、とは聞いてたけどまさかそっちとはね」
「へ?」
「っフフ、なに間抜けな顔してるのよ。だから、私もリンと一緒で妖なの。まぁリンと違って完全日本産だけどね」
「え、え?え~!?う、うそ!な、何の?」
「雪女と鎌鼬のハーフ。仲が悪い一族の長同士が意気投合してなんか子供を引き合わせたら結ばれちゃって」
「へ~、うん?ってことはおばさんって雪女だったの?」
「そう」
つ、つまり私は心置きなくまぁちゃんと結ばれていいと言うこと?そうだよね!そうでしょ!?じゃぁ早速!
「まぁちゃん!!」
「え、ちょっと!?リ、リン!」
「いいでしょ?もう我慢が限界、早くまぁちゃんのグラデーションがきれいなこの肌に私の色を加えたいっ!」
「で、でもスーが、」
「大丈夫、おねぇは次の機会で良いって言ってたから!」
「え、ちょっとっ、そこはっ!ってなに!?私は姉妹両方に狙われてるの?」
「諦めた方が身のためだよ~まぁちゃん私たちの一族は伴侶は絶対逃がさないからねぇ~」
「まぁ私もリンの事は好きだから良いけど」
もうここで私の理性は限界を迎えた。私にしては持ったほうだと思う。本当は先に体から手に入れようと思ってたけど心も私のモノならもう、イイヨネ・・・・・・・・
日も昇り始めた頃、私たちはその火照った躰と昂る心、そして溢れ尽きることのない情欲を落ち着けることにした。まぁ私たちというよりは私が、だけど。だってまぁちゃんはもう、その美しい肢体をさらけ出しながら私の胸のなかで眠っている。
ちなみに、私の胸にはそれなりの膨らみがしっかりと存在している。そして私の足のつけね、いわゆる股間には立派なものがぶら下がっている。その代わり穴は一つ。いや?二つ?まぁ尿道孔とも言うし孔で良いのかなぁ?う~ん、まぁいっか。そんなことより~♪
「まぁちゃん、起きてるよね?」
「あははは、ばれてたか。なにか考えてるようだったからほっておいたんだけど、」
「良いの良いの、だってまぁちゃんだもん!」
「ハイハイ、ところでリン?上書きって結局なんだったの?」
恐らくまぁちゃんが一番気になっていただろう事を聞いてきた。まぁ違う人は他の事が気になっていると思うけど。まぁそれは後で教えてあげるからまってて。とにかく、今はまぁちゃんからの質問!
「あぁ、上書きって言うのはね正確に言うのはちょっとちがくて、本当はおねぇとまぁちゃんの子供になる予定だった素に私の情報も足して、三人の子供にしちゃうだけ。少し遅いから私の要素が薄いと思うけど」
「へ~吸血鬼はそんなことが出きるんだね~」
「いや?吸血鬼はできないと思うよ?」
「え?じゃぁ何の力?」
「まず最初に話しておくと、私のお父さん、本当はお母さんなんだけど「え!」今は置いとくとして、「置いておけないけど!?」いいから、で、そのお母さんの一族は大昔に日本に移り住んだ吸血鬼の一族とその当時三重の辺りを縄張りにしていた鬼の一族が共生して生まれた新しい一族で、特性として性別の変換と固定、マーキング。そしてお母さんのお母さん、つまりはおばあちゃんだね、が同じ感じで移り住んできたサキュバスと当時長野の辺りを縄張りにしていた妖狐の一族が混じりあって生まれた一族。特性は発情期が存在することとより強い子を作るために一つの母体に複数の種を集める事が出きるん。そして私はその因子が色濃く出た先祖返りでね?結構自由に性別も変えれるしマーキングはあらゆる妖に私のものって本能的に分からせれる」
「てことは私ってずっとリンの匂いに包まれてる感じ?」
「いいね、想像しただけでもう一回イケそう!」
「ちょっと待って!そう言えばあんたなんで胸とそれが同時にあんの!?」
どうやらまぁちゃんはこの違和感に気づいてなかったみたいだね。そんなぬけてるまぁちゃんも良い!
「さっきもいったように自由度が高いんだよね私の性別の変換って。なんなら人にも作用するよ?」
「じゃぁ私も男になれるの?なりたくはないけど」
「もちろん、・・・・ハッ」
「嫌な予感」
私の処女をまぁちゃんに捧げることが可能なのでは?私が新妻としてまぁちゃんを支えるのもあり?元々私は男女両方の戸籍があるし、まぁちゃんの分はお爺ちゃんに頼めばどうにかなると思うし、いいかも。
「なってみる?」
「今は嫌だ」
「え~ちょっとだけで。先っぽだけで良いから!」
「どこだよ!?もう!私帰る!」
「え待ってよまぁちゃん!?」
今日も騒がしくでも昨日までよりとても幸せに、私たちの生活が送られていく。いつか困難が立ちはだかるかもしれない。だけど私たちなら乗り越えられる。そんな気がする。