ここに、オレの幸福があったかな?
広場脇のベンチに座って、怪我の具合を診ます。
蹴飛ばされた時に、何処かに引っ掻けたのでしょう、血で毛が濡れてます。
よく見ると、血や泥で汚れてます。
怖がらせないように
『まず汚れを落とすね。【洗浄】』
しゅっ!とキレイになったとこで、次は治療です。
どうしょうかな?
まだ回復魔法は、自分にしか掛けたことないから
ここはお薬でいきますか!
クリークさんに教わって作った薬をだします。
『治療薬かけるから、ちょっと我慢してね』
って言ってたら
『治療薬!そんニャいいです!ニャめればとまります!』
アワアワしてオレの手から逃げようとして
『ウニゃ!』
うん、痛かったんダネ
『はい、そのまま』
固まっている隙に傷に治療薬をかけます。
みるみる傷が塞がっていきます。
よし!
この治療薬は初級だから、苦すぎて飲めないけど
クリークさん直伝なので、効き目は中級並という優れものです。
治りの早さにびっくりしたのか、それとも痛かったからなのか、シッポがボワッと膨らんでます。
うん、かわいい♪
きゅーってして、細くしたい♪
なんて思ってたら、横でノルが
キュウン?【なんか美味しそうな匂いする?】
って、背負子をクンクンしてます。
『ノル、それはこの人のだからダメだよ』
オレとノルのやり取りで、正気にかえったのか
『あの、ありがとうですニャ。それで、薬代ニャんですが・・・』
ってシュンとして(シッポもいつの間にか下がってます)言ってきます。
『気にしないで、この薬はオレが作った物でほとんど只だから』
そうそう!気にしないでいいから
出来たら後でモフらせゲフンゲフン・・・
『でも、ニャにかお礼を』
それじゃあモフりを!ジャナクテ
『だったら、プルケ共和国のこと教えて。
初めて来たから、観光名所やお勧めの美味しいご飯や、美味しいお酒を教えて欲しいな』
って言ったら、翠の目をきらきらさせて
『はい!ニャの知ってる美味しいの、キレイニャので良ければ』
よし!これで暫くニャンコと一緒です。
(*´・ω・`)b
って思ったら
キュン【お腹空いた】
ノルからのご飯の催促です。
『それじゃあ、どこかでご飯食べながらにしよう?ノルがあっ、ノルってオレの従魔でこの小さいのなんだけど、そのノルがお腹空かせてるから。でオレは荻原朔汰朗って言うんだけど、君の名前は?』
そう言えば名前聞いてませんでしたね。
『ニャはネグロっていうニャ』
『よろしく、ネグロ。でネグロって猫族?』
猫ミミ付いてんのは、猫人族って聞いたけど二足歩行の猫なら猫族かな?
『ニャは海猫族だニャ』
海猫?
『海猫って?海に?』
猫って水嫌いじゃ無かったっけ?
『そうだニャ、海に潜ったりして魚を取ってるニャ』
異世界スゲー猫がす潜りスルンダ
で、近場の食堂でディナーです。
変だな、海に近いんダヨネ
メニューには、見事に肉しか有りません。
ノルは肉食系だから良いんだけど、オレは久しぶりに魚が食べたかったんダヨ!
だって、ネグロの背負子からお魚の匂いがしてたんだから!
仕方ないから、店イチオシのホーンブルのステーキを五人前頼みますか。
オレとネグロが一人前、ノルに三人前。
ちょっとガッカリしていたオレに、どうしたんですか?って感じでネグロが見てたので
『海が近いから、魚料理があるなか?って思ってたんだ』
って言ったら
『ニャもここなら買ってくれるかもって、魚の開きを持ってきたニャ』
?
『売れなかったの?』
『魚ニャら、メスカルに行けば新鮮ニャのが食べれるから、開きはいらニャいって』
なんだそれ!
別に開きでもいいじゃん!
ここで開きを食べて、メスカルで新鮮な魚を食べるじゃ駄目なの?
『そっか、じゃあその背負子の中は開きが入ってるの』
『はいニャ、露店で売ろうとしたら蹴飛ばされたニャ』
『じゃあさ、背負子の開き全部オレに売ってくれない?あっ、オレアイテムボックス持(インベントリだけどね♪)だから全部買っても大丈夫!』
『えっ、そんニャ・・・いいんですニャ?』
目をパチパチして、ウニゃウニゃしてる♪
イインダヨ、だから仲良くなったら
モフらせて♪




