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よく見る誤用と雑感

作者: くりさか

段ボールで買った蜜柑の下の方がすでに痛みかけていました。美味しい蜜柑なんですけど、美味しかっただけにショックです。※本文とは関係ありません

 よく見る誤用とか書いてしまったのは良いのですが、本当によく見る誤用は色々な方がまとめて下さっているみたいなので余り見ない中でよく見る誤用を書いてみようと思います。


 序盤から自分の日本語が怪しい気もしますがとりあえず石を投げられないように書いていこうと思う所存です。


 嗚咽

 咽び泣き、声を抑えて泣くこと

 無体な仕打ちをうけた彼女からは抑えきれぬ嗚咽がもれていた。

 これはきっと長屋の未亡人。時代劇ですかね……?

 で、これがどう進化したのか嘔吐きの表現として使われているものをよく目にします。音でそう思ったのですかね?

 おえつ。オエッ。なるほど分からん。


 須く

 当然、当たり前

 具体的には書きませんが頭がおかしくなりそうな文章を最近見る機会がありました。ごく稀に文脈から考えたら意味は合ってるのかな? といった文章はありますが。まぁ別に語学の教師でもなし自分の日本語力では判断が付きませんが。


 徐に

 落ち着いてゆっくりと動くさま

 徐に立ち上がった彼に僕は驚いた。

「突然どうしたんだ?」

 これが多分、合ってるようで、合ってない文章。何となく雰囲気で流せそうには感じるけれども徐にという言葉には急に、とか不意に、みたいな意味は無いです。状況とかを加味して落ち着いてゆっくりと立ち上がった彼に対して、こいつ、大丈夫か? とか思ったのなら別にいいのですが。


 世間ずれ

 世間を渡ってずる賢くなっている

 すれるだとイコールで不良が頭に浮かぶ人達も世間ずれしているというとゆるふわ系をイメージしてしまう。不思議!!

 ゆるふわイメージは浮世離れの好意的類語みたいな感覚なのでしょうか。もしくは近い現代語は天然ボケとかですかね?


 うん、纏めれば纏めるほど文化庁の回し者みたいになってきましたのでここで止めます。あとは憮然とか失笑とか確信犯とか噴飯ものとか姑息とかの誤用を纏めればいいんですかね?

 あれってもう現代式の単語みたいになってますよね。パーセンテージが逆転してるやつとか特にそう思います。

 ところで琴線に触れるが怒りをかうという表現の一つだと思っている人って本当にいるんでしょうか。現実世界で出会ったことが無いため都市伝説ぐらいにしか思えないのですが。寝覚めと目覚めとか問屋が許さないとか卸さないとかそういうどう誤解や混同したのか思考を辿れるものですら無いと思うのですが。もし逆鱗に触れるに近いものだと思ってしまった、とかならどうやってそこに辿り着いたのか真面目に知りたいです。

 私、気になります!


 以下雑感


 えー、話を戻します。自分は誤字脱字って長編小説や中編小説には付き物だと思っています。ここはいざ知らずプロとして活動されている方の商業作品にも誤用、誤字、脱字なんて探せばあるはずです。じゃあ短編ならそれは無いのかと聞かれると乾いた笑いしか出ませんが。

 いざ知らずとか言いましたが今のここは商業作品と同人作品の中間みたいな不思議空間ですよね。ただ此方は校正も、校閲も、打ち合わせも無く、そのかわり色んなものを棄て去れば自分の書きたいものを書けるのでしょうけど。

 でもやはり一人では限界があります。頻度か精度か何処かのクオリティを下げなければいけない所にいつかたどり着くのではないでしょうか。

 なのでここでそういった誤りが明らかに少なく尚且つクオリティが高い作品を短い頻度で投稿されている方々は多分友人か誰かにチェックを頼んでいるのでは無いかと勝手に思ったり。

 あ、ミス無しなうえ、一人で全ての工程をこなしている方がもしこの駄文を読んでいたらスライディング土下座する予定です。

 例外として最後まで書いてから投下している方もいるかもしれませんがそんな凄い克己心を持っている人は少ないのではないのでしょうか、とも勝手に思っています。もし全編書いてから投下する作者様がおられたら(以下略)。

 なのでとても面白い作品を読んでいる時に誤りを見つけると、書いている人は本当に人間だったのか、良かった。といった安堵をおぼえる、との二十代♂の投書でした。

 け、決して人の粗を探すのが好きな訳ではないのですよ……?

 つまり別に誤字脱字あってもいいんじゃないんですか、と言いたいだけです。

 自分で納得できないという作者様の意思ならともかく読んだ人がいちいちいちいち誤字脱字についてネチネチ責め立てるのは排水溝に詰まった髪の毛ぐらい気持ち悪いと思います。

 ただこれ作者様自身が発信すると炎上待ったなしなのでご注意を。叩きたいハイエナはエサを探す能力が高いですよ。


 ちなみにですが自分は誤字脱字を見ると読む気が失せる。とかだけをドヤ顔で感想欄の悪い点に書く輩が夏の蚊より嫌いです。一言とか悪い点に誤字がありました、とかだけ単発で書くのもやめましょう。そういった感想を書くのならば話数とどこら辺に誤りがあったかだけでも書いた方がいいと思います。懇切丁寧に誤字脱字を全部書いた方が作者様を追い詰めるのかもしれないけれど、どこかは思い出せないけどどっかにあるよ、って言われるよりは良いと思うんですよね。いっそここにも某二次創作小説サイトみたいな誤字脱字報告機能出来ないですかね。でも、もし出来ても荒らしはこっちの方が悪質な分結局チェックに時間かかるのかもしれませんが。

 あと、修正のタイミングや形は作者様のさじ加減によりますし、更新したなら修正しろよ、みたいなのもやめましょう。感想返信も作者様のさじ加減なので煽るのもやめましょう。

 それでも我慢出来ないなら、お前の日記帳にでも書いとけ!

 失礼、荒ぶりました。

 作者の皆々様はこう、書いたあと読み返している途中

『あれ? 何か違和感があるぞ』

 と感じたらもう一度ゆっくり読み返したり少しでも気になった細かい単語を検索してみる事をおすすめします。その手の文章にはほぼ十割で誤字脱字がありますし、見つからなくてもこの言葉にはこんな使い方も出来るんだなという発見があると思います。

 まぁ、言われなくてもきっとしてますよね。釈迦に説法な気はしますが、最近小説作法が間違っているとかそんなチャチなもんじゃない作品が格段に増えた気がしますので一応。



 以下、纏め。

 感想欄でドヤ顔指摘する時は作者様のスタンスをきちんと理解してからにしよう(誤字脱字にしても文章的なものにしても)。感想欄は感情のゴミ箱では無いのです。思ったことを書くだけにしてもちょっとは考えましょう。

 作者様は『書籍化したい!』、『自分の小説執筆技術の全体的な底上げがしたい』とか考えているならば煽り耐性をつけましょう。自分が書いたこのクソ上から目線文章をここまで読めているなら五段階評価で一か二ぐらいはあるはずです。きっと、多分、メイビー。いや、無自覚の煽りの方が効くらしいので三かもしれない……?

 楽しく小説を書きたいと思っている方は線引きをキッチリしときましょう。ポイントは欲しいけど厳しい意見は欲しくないし、感想欄はワイワイしたいけどあんまり返信したくないし、でもそれを明言はしたくないし、とか考えているといつか自分みたいなのが感想欄に湧くと言葉に出来ない何かが溢れてくると思います。荒らしなら荒らしだからと割り切れるでしょうけど、なんでこいつ態々感想欄でこんなにグチャグチャ上から目線で書いてんだよ、みたいな方向に思考が行くとその後どうなっても悪循環になりかねません。善意の第三者()も草葉の陰で泣くでしょう。惜しくない人を亡くしてしまった。ということはみんな幸せですね。ハッピー。

 ただ先生の次回作にご期待下さいされると誰も幸せになれない事だけは確定なのです。

 ところでジャンプといえばD.Gray-manはいつ続きが読めますか?(震え声)

最後までお読みいただきありがとうございました。


エッセイジャンルは感情のごみ箱ではありません。という盛大なブーメラン。

あれー、このエッセイ誤用について書きたかったはずなんですが……。


誤字、脱字、誤用のご指摘、評価、感想、罵倒、etcご自由に。

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― 新着の感想 ―
[一言] 実は、「誤字・誤用」の中には「暗喩を読者が理解出来ていなかった」がゆえにそう認識した、という事例もあるんですよね。 顕著なのは、「知恵熱」。 これ、本来は暗喩です。 最初にそれを口にするの…
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