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七人目の預言者  作者: 龍刀
序章
9/13

七色の盾~出たのにセリフのない者達~

「ようこそっ‼此処がエルフの里だよ‼」

キャリルが手を広げてにっこりと笑う



「へえ…凄いな〜。…でもなんか睨まれてないか?」

悪意(・・)には敏感なソーシ



「あ…あはははは…ゴメンね?皆、ヒューマン嫌いで……。あっ⁉ソ…ソーシは…嫌いじゃないよ?」

後半部分が聞こえなかったが悪口ではないだろう

悪意には敏感だと自他共に認めているからな!



そんなこんなで此処のエルフの里の長、つまりはキャリルの父の元へ行った



「まず、キャリルを助けてくれたこと。並びに此方まで連れてきてくれたことに感謝する」

かなりぶっきらぼうだ…長まで人種差別かよ…まあどうでもいいか…



「別にどうってことないですよ。怪しくなかったり、此処に来るのを信用(・・)したのも、俺の嫁の幼馴染だからという理由ですしね」

ぶっきらぼうにされたので此方も似た対応をする



…こ、子供っぽいって言うな‼



…はっ⁉俺は誰に言ってんだ…⁉




「お父様、私はソーシについて行きます。一応の生存報告ですので、今日中にも此処を出ますわ」

何故だか知らないがキャリルが怒ってる……なんで?

それを見たエルリガは溜息をつく

エルフの長の後ろにいるおそらくはキャリル母?姉?は「あらあら」的な感じでニコニコしている



「なっ⁉キャリル⁉まさかそこの馬の骨に誑かされたのか⁉」

エルフの長が焦っている…それはもうキャラ崩壊レベルに…



「え⁉ちちちちち違うってば‼何なの⁉わわわわわ私はえええエルリガとたたたた旅したいだけだって‼」

顔を真っ赤にさせながら口調が崩壊している

だろうな…俺なんかが好きなはずがない

エルリガだって俺が強いから嫁なんだし…



「くっ‼娘を此処までも‼許さん‼炎の精霊大臣よ‼我が眼前の敵を焼き滅ぼせ‼《紅炎放射(プロミネンスレーザー)》」

赤い塊に魔力を送った長は詠唱して後ろに3m程さがる

俺の方に紅いレーザーが向かってくる

避けてもよかったが、エルリガに被害がいかないとも限らないので全精霊を召喚する



「全精霊王よ、我が魔力を糧に全てを護る偉大なる盾を‼《七色(セブンス)(シールド)》」

俺の詠唱、僅か一秒

レーザーが遅いため(秒速3m)、詠唱による確実な策をとった

そして、いとも簡単にレーザーを吸収→分散させた

全精霊王登場並びにレーザーを無力化させたことにエルリガとキャリル以外が絶句している



「キャリル…もう面倒なので俺は行くぞ?」

既に長の家から出ながら言う

エルリガは慌てずについてくる



「えっ⁉ちょっと⁉待ってよ‼……あっ、お母様‼行ってきます‼……お父様なんか大嫌い‼‼」

捨て台詞?を残してキャリルはついてきた

因みに長は大嫌いと言われたとこから燃え尽きている










行きと何だか視線が違うなと思っているとエルフの皆は何故だか知らないが敬礼していた

中には涙を見せている人もいた









後で聞いた話だが、精霊王はエルフに神として崇められていて、それを召喚する者はどのような人種でも尊敬される

精霊王を従える者に悪人はなれないというのもある

それを一気に全て召喚した故に行きと視線どころか態度も違ったのだ





















この事実によりこの先何度か面倒な事を穏便(・・)に片付けられた

炎と水の精霊王の会話



ミニイフリート「主様酷いね。もう少し喋らせてくれても罰当たらないのに…」

ミニウンディーネ「そうですね。…ってイフリートはいつも主様の肩に乗ってるじゃないですか‼」

ミニイフリート「ふーん!勝者の特権だよ〜」

ミニウンディーネ「なっ⁉こうなったら一度白黒つけないといけませんね」

ミニイフリート「おお⁉やろうっていうの‼いいわよ‼」



ミニイフリート・ミニウンディーネ「「とりゃぁぁぁ‼」」




ガシャッ‼パリン‼ドカン‼ズドーン‼バシャーン‼






勝敗はいかに⁉次回に続くといいな…

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