表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
七人目の預言者  作者: 龍刀
序章
8/13

恐ろしい娘…

「ここがエルフの里がある森か…」

大きな森の前で感嘆をあげる



「早く行きましょう?私なら迷わないしね」

キャリルがサクサク入っていく



俺が無意識に索敵を広げると複数ヒットした



「そこの人間!姫様から離れろ‼」

一人のエルフがいい、数十名のエルフが弓を構える



「放て‼」

少しキャリルと離れていたのもあってか一気に矢の雨が降ってくる

視れば、魔力でコーティングされていた



「半径3mを我が領地とす。許可されず侵すもの、直ちに灰となれ《灰燼領地(アッシュサークル)》」

俺を中心に下級結界をはる

結界に触れた途端、矢が全て灰となる



「我に敵なす者。我に危害を加えることを許さず」

攻撃認証で攻撃しようとするエルフは全て金縛りをうけた



「キャリル、これなんだ?」

アワアワと慌てているキャリルに聞く



「あぁぁぁ…ご、ごめん…なさい…皆聞き分けなくて…」

とても申し訳なさそうに頭を下げている



「姫様っ⁉薄汚いヒューマンにそのようなっ⁉」

エルフの一人が叫ぶ



「はっはっはぁ〜!イケメンは死ねぇい‼」

笑いながら雷針を飛ばして標本一歩手前まで追い込む



「えっ……ねえ…エルリガ…ソーシも………よね?」

「えぇ…それは…あれよ…気後れされて……だったらしいから……ね……」

「あぁ…なるほど…」

向こうでエルリガとキャリルがコソコソ内緒話をしている

俺の名前が聞こえたが気の所為だろう



「フン!貴様などの攻撃など喰らわぬわ‼」

すごい傷だらけでよく言えるななんて思っていたらキャリルが怖いくらいの笑顔で

「ねえソーシ?皆とO☆HA☆NA☆SI☆したいから少し借りるね?」

と言い広範囲殲滅系魔法《闇海》で包んでお話を3分ほどしてきた



3分後…

「も…申し訳…ありません…でした…」

生気の無い顔で土下座してきた



「え…キャリル…何してんの…?」

ガチで気になるな…キャリル…恐ろし娘…



「うーん?ただお話しただけだよ?」

可愛く首を傾げるキャリル



「まあいいや…あの?頭あげてください…自分ならもういいですから…」

地を頭につけるエルフに声をかける



「そうか……すまない…」



可哀想すぎる…もう、ほっといてあげようか…

















キャリルは怖いと知ったある日のことでした

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ