今更な決意
「それじゃあ、ハクとコクは俺の作る空間から呼べるってことか?」
俺は召喚獣の常識を聞いていた
「ああ、いつでも何処でも呼べる。この召喚では誰も邪魔することはできない」
「我はそもそも一緒にいたいのだが?」
「でも、それなら他の人に目をつけられないか?常時顕現は凄いことなんだろ?」
「いや、大丈夫なんだ。これが…」
そう言ってコクは黒の焔に包まれ同い年くらいの少女になった
頭の上には犬耳がついている
「おおっ⁉獣っ娘か⁉」
「む⁈我もなれるぞっ」
今度はハクがそう言って白い焔に包まれて年上くらいの少女になっていた
頭の上には狐耳がついている
「どう?因みにこの姿だと口調変わるからね?先に言っておくね?」
す…凄い変わりようだ…
我とか言ってた娘が普通の娘になってる…
俺は少し感動した…が、
「えーと、他の人の目に毒なので服買えるまで人化並びに顕現なしな?」
そう、二人とも全裸だった
まあ、服なんて着てるのは人型のみだからな…
「「え~…」」
「はい、此処に入っとく」
そう言い魔法創造で亜空間を作り2人を入れる
「また街で出してあげるから我慢しててね?」
「くうぅん」
「きゅ〜」
そのまま俺は扉を閉めた
なかなか可愛い声だった……
とまあ、そんなことより…
残りの召喚石どうしようか…
とりあえず、小使ったら精霊でてくるかな?
試してみようと…
俺は召喚石(小)を1個取り出して軽く魔力を流し込んだ…
すると、魔法陣が何重も重なって力の塊が出てきた
そして、声をかけてきた
「ほう、此処までの魔力量とは珍しいな。私を呼び出したか…」
そう、精霊を呼び出していたのだ…
「私はヒューマンに炎の精霊王と呼ばれている者だ。名をイフリートという。始めて精霊王が呼ばれたのだ。私は貴方と契約しよう」
…はっ⁉絶句していたっぽい…
いやだってあれだよ?赤髪の14歳くらいが年上みたいな言葉使いだよ?それも急に…
っとまあそんなことより…
「ああ、それはありがたい。俺の名は阿部創司。陰陽師だ」
「おんみょうじ…?それは魔法師のようなものか?」
「ああ、一応魔法師、魔術師でもある」
「ほう、面白いな。それにシロティアとクロネアの子と契約していたか……石に選ばれた者…か…」
ん?後半部分聞き取れなかったぞ?
「それで主?周りにある精霊石はなんだ?」
「ああこれか?これは人間には召喚石と呼ばれていてこれを使い召喚、認めてもらえれば契約できる代物だ。今からあと6つのやつで召喚するから少し離れていてくれ」
そういうと5mほど離れてくれた
今度は全て一気に軽く魔力を流し込んだ
イフリートは目を見開いてる
「う…ん…?呼ばれ…た…?」
「やった〜!呼ばれた〜」
「うわぁ〜此処が下界かぁ〜」
「フフフ、あの子達も呼ばれたみたいですし私達も呼ばれましたか…」
「確かに今回は一気に上の者が呼ばれたね」
「…………眠い」
見事に6体の精霊が呼ばれた…
これは…チートか…
稀にって書いてなかったっけえ⁉
「なっ⁉主っ⁉おかしいだろう⁉何故そんなに呼べるのだ‼」
イフリートが騒いでる
「あ……イフ…リート…?それ…で…?この…人が…主……?私は…水…の?大…精…霊?ウン…ディーネ…?」
「わーい!私は風の大精霊だよ~?名前はシルフィード~」
「へえ~貴方が~?私は土の大精霊で~す。ノームって言いま~す」
「あら?まさかうちの子との契約者様?私は光の大精霊、シロティアです。よろしくお願いしますね?」
「なるほど~あの子達に認められたのだから相当ねぇ…。あっ、私は闇の大精霊、クロネアねぇ」
「私、無属性。ムゥルーネ。寝ていい?」
上から青髪14歳くらい、緑髪14歳くらい、黄髪14歳くらい、金髪18歳くらい、黒髪18歳くらい、白髪20歳くらいの女性だ
これでおれは全属性精霊王の主だ…
なんか凄いことしちゃったんだろうな~
まあ、向こうの時のアレとかアレよりはマシだろうけど…
ふう〜人前では自重しよう