表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みたまおと  作者: tomoya
プロローグ
1/30

父と母に捧ぐ

         神に似たものたちよ

        と く ん



    知覚せよ

        とく

             その肉は受けたる光を感応し

              と く ん

            世界は確たる形を取り戻し

            とく

        記憶はよみがえる

         と く ん


    沈黙せよ

      とく

         記憶は我が肉にあり

           と く ん

            世界はこの肉の遺物にあり

              とく

                神をつなぐ経を焼き切りたまえ

            と く ん


         神に似た子供たちよ

          とく

      再生を迎えよ

     と く ん

      運命を迎えよ

        とく



    覚醒せよ

          ど  く   ん



――二〇〇二年の記憶。


 天使とは、天より遣わされたもの、という意味があるのだろう。

 空から来るのだから、翼がなくてはならないと考えたに違いない。キリスト教の経典では、旧約聖書「イザヤ記」にて、その羽は六枚あると記載されてしまっている。有名な天使といえば、ガブリエルだろうか。処女懐胎を聖母に告げた使者である。

 彼らは空から地上へ、何を伝えるために来るのだろうか。

 神は……この世に何のために存在し、この世界をどこへ向かわせようとしているのか。

 人間の存在理由を彼は語るだろう。だからこそ、人間は彼を求める。不安定な存在ゆえ、より確固とした証が欲しい。己の存在する証を求め、その存在を信じ続ける。人間の存在には何の意味が与えられているのか。

 だが、誰もこんな答は求めていない……この世界に、お前なんていなくても構わないのだ、と。

 神を信じるものは、自分が神に唯一絶対に愛されているという証が欲しいのだ。世界のあるがままの姿なんてどうでもよい。

――お前が必要だ。

 ただ、その声を待ち望んでいるのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ