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第6話: 「会社立ち上げ?国を支配するコンサルの野望!」

香織はぶち切れていた。


「あのバルド伯爵、本当にムカつく!金のことしか考えてないじゃん!人を使い捨てるなんて最低すぎる!」


彼女が立ち上げた「魔法サブスク」は好調だった。しかし、悪徳貴族たちは香織の成功を目の敵にし、サブスクの利益を横取りしようと画策していた。特にバルド伯爵の露骨な搾取体制には、もう我慢の限界。


「もういい、こうなったら自分で会社を作って、この国を改革するしかない!」


そう、香織は決心した。ブラック企業で鍛えられた過酷な労働環境と、異世界の非効率なシステムを見てきた彼女だからこそ、最強の武器がある。


「経営コンサルティング」


「さーて、どうやって会社を立ち上げようか…」


香織は考え込んでいたが、すぐにニヤリと笑った。


「まずは従業員を集めないとね。幸い、この国には使い捨てられてる労働者がゴロゴロいるし、彼らを雇えばいいじゃん!」


そう決めると、香織は早速街に出た。


「ちょっとそこのあなた、今の仕事に満足してますか?」


「え、満足…?いや、全然。毎日16時間働いて、賃金も微々たるものだし…」


「じゃあ、ウチの会社に来なよ!労働時間は8時間、賃金はちゃんと支払うし、魔法サブスクも使い放題!」


「えっ、マジで!?そんな夢みたいな会社があるなんて…」


労働者たちは信じられないような表情を浮かべていたが、香織は確信に満ちた笑みを浮かべた。


「そう、夢じゃないの。これが新しい時代の働き方!」


こうして、香織の新会社「異世界経営改革カンパニー」(仮)が誕生した。


「よし、まずは取引先を探そう」


香織は次に、取引相手を確保するために商人たちとの交渉に乗り出した。まず狙ったのは、王国一の商業都市に君臨する豪商。


「おい、こんな小娘に何ができるってんだ?」


豪商は香織を見下すように笑ったが、香織はニヤリと笑い返す。


「まぁまぁ、そんなこと言わずに話を聞いてよ。私の会社に投資すれば、あなたの利益は倍増どころじゃなくなるわよ?」


「利益倍増だぁ?根拠は?」


「まずはこれを見てよ」


香織は冷静に資料を広げ、彼に具体的な数値を示した。経費削減から物流の効率化、そして魔法サブスクを利用した独自の販売網拡大プラン。すべてが緻密に計算されており、普通の商人には到底思いつかないような手法だった。


「…こ、これは…」


「ほらね、ただの小娘じゃないでしょ?現代の日本では、こういうのが『当たり前』なんだから」


「ぐぬぬ…確かに、すごい計画だ…」


豪商は思わず唸りながら、ついに渋々ながらも投資を決定。


「よっしゃ、これで第一関門突破!」


香織は軽い気持ちで言ったが、内心ではホッと胸を撫で下ろしていた。やっぱり異世界の人たち、ちょっと知能低めだから交渉がしやすい。


さらに香織の野望は止まらない。次に目をつけたのは、王族との取引だ。


「よーし、ここは無能王子アルバートを利用するか…」


香織は王子との会談に向かうことにした。


「おお!香織!またオレに会いに来たのか!」


相変わらず自信満々で登場したアルバート王子に、香織はニコリと笑って近づいた。


「うん、実はちょっとお願いがあるんだけどさ」


「ほう!勇者であるお前がオレにお願いだと?よかろう!聞いてやろうではないか!」


「…勇者じゃないけどね」


香織は軽くツッコミを入れつつ、彼に提案をした。


「王子、今の国の運営は効率が悪すぎるわ。私の会社が提案するシステムを導入すれば、国全体の税収は倍増するし、あなたの評判も一気に上がるわよ!」


「な、なんだと!?オレの評判が!?」


アルバート王子の目が輝いた。やっぱりこの人、自己評価だけは高い。


「そう、だから私たちの会社に協力してもらえれば、あなたは国中で『偉大なる改革者』として讃えられるわ」


「…よ、よし!それでいこう!オレは偉大なる改革者になるのだ!」


「(単純だな…)」


こうして、王子の協力を取り付け、王族との取引も無事成立。


「これで会社は一気に拡大したわけだけど…」


香織は大きく息をついた。次のステップは、さらに大きな舞台へ。


「最終目標は…国そのものを支配することだ!」


彼女の野望はますます広がっていく。だが、これから待ち受ける困難はそう簡単ではないことも彼女は理解していた。


「ま、これくらいの挑戦がなきゃ面白くないよね!」


香織は笑いながら、新たな挑戦へと歩みを進めるのだった。



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