幼馴染の嫁の愛の伝え方が可愛くて毎晩燃えてしまうので体がつらい
※微エロになります。
「雄介さん朝ですよ。起きてください」
嫁の優里が無表情でぺしっぺしっと頬を叩いて起こそうとしている。
……可愛い
そんな優里を見てると反撃しちゃいたい気分になり腕を引っ張りベットへと引き摺り込む。
「ゆ、雄介さん!? ちょっと服が……!」
ダメだ、優里が可愛すぎるのがいけないんだ
ジタバタする優里を俺は抑え込むが優里の方が上手で逃げられたから俺は何事を無かったように起きた。
「ふぁ〜……おはよう」
「おはようございます。朝から変な事しないでください。朝食は出来てますから」
優里は腰に当てて無表情で怒ってる様子で部屋から出ていった。
俺の名前は須貝雄介。
大学卒業し就職したバリバリの社会人。
そんな俺を支えてくれるのが嫁の優里。
優里は幼馴染で可愛い、綺麗、優しいの三拍子揃った俺にはもったいないぐらいの嫁だ。
高校当時は二人とも異性としての好意は無かったと思う。
そんな俺は演劇部の優里が文化祭の劇のヒロイン役で輝いてたのを見た時に心を射抜かれたんだ。
それから俺は猛アピールの結果、優里を恋人にする事が出来た。
それから順風満帆で結婚して今に至るんだけど
優里の愛の伝え方がだんだん拗らせていったんだ。
俺の性癖嗜好を漁るようになって俺に合わせるようになってきたのだ。
そのせいで寝室は二つに分けた。
さすが元演劇部という事もあって俺の性癖嗜好のどストライクを得た優里の誘惑に勝てないからである。
今の無表情な優里も漁った物の一つだった。
『メカクレ無表情家政婦とあまあま性活』を見たんだろうな。きっと
そういう物を真面目に見ながらメモを取っていそうな優里を想像しながら笑みを浮かべる俺は優里の朝食へと向かっていった。
「雄介さん。最高ですか?」
「最高だよ。どストライク」
「あ……ありがとうございます!!」
朝食の乗ったテーブルに着くなり聞いてきた優里はパァっと花開いたように喜んでいた。
一回だけ『無知なボクっ娘JKと保健体育授業』でダメ出ししたら優里が3日寝込んで大変だったんだ
だから寝込まれると洒落にならないので褒める事にした。
「今日は雄介さんも羽目を外したらどうです?」
俺の隣でご飯を口に持ってきてくれる優里が聞いてきた。
あーそういえば同窓会の通知が今日の夕方って言ってたな
俺と優里は同じ高校だから優里も同窓会に参加するという事だ。
「あー、けど飲まれてもいいけど後が怖いからな」
「ならほどほどにしてくださいな」
優しい言葉を掛けてくる優里に俺の心が癒やされていく。
と、もうそろそろ行く時間だな
「時間だから行ってくるよ」
ジャケット着て鞄を持とうとする俺にぱたぱたとスリッパの音を奏で駆けつけてくる優里。
「いってらっしゃい雄介さん。……ほら、ネクタイが曲がってますよ」
優里が首元を押さえながらネクタイを直してくれる。
そんな優里を見てると俺は顎を手で支えると「あっ」と呟く優里にゆっくりとキスをした。
「もう……、雄介さんったら」
優里が無表情ながらも頬はほんのり紅く帯びていたのがわかった。
「んじゃ、行ってくるよ」
俺が手を振ると優里も静かに優しく手を振り返してくれた。
◇◇◇
無事、仕事を終えた俺はそのまま集合場所である居酒屋まで直行した。
暖簾をくぐればよく見た親友の姿。
「雄介! 久しぶりだな」
「おー元気にしてたか?」
俺の親友で今回の幹事である。
高校の時に俺と優里の恋を応援してくれたんだ。
付き合った時は泣いてたし、結婚式では号泣してたんだよな。
「ぼちぼちだな。それよりも優里ちゃんとよろしく出来るようセッティングしたから」
親友のサムズアップに俺は頬を掻く事しか出来なかった。
そんな俺が席に着くと親友が乾杯の音頭で宴は始まった。
徐々に周りは喧騒で包まれると優里が隣にやってきた。
「ゆーくん? 飲んでる?」
「飲んでるよ」
朝はメカクレ無表情だったのに対して今回はふんわりボブにリクルートスーツという格好だった。
んーもしかして『魅惑のセールスレディは逆に勧誘されちゃいました』とかかな
「足りないね。こういう所では限界まで飲まないと」
優里がえへへって笑いながらビール瓶持って体を密着させてくる姿に俺の胸はドキドキしてしまった。
「げ、限界まで飲んだら、後が怖くなるよ」
「いいの♪ ほらほら、もっと飲んで! かんぱ〜い♪」
俺の中途半端に残ってたビールジョッキに注いで、優里は自分のコップと合わせて音を鳴らせた。
あっこれはもしかして『新人OLは新歓で教育されました』か『酔っ払い就活生はコンパでパパを作る』かもしれない!!
そんな事を思ってると潤ませた上目遣いをした優里が聞いてくる。
「ねぇ……ゆーくん?」
「ど、ど……どうした?」
ゆっくりと俺の耳に顔を近づけてきて
「私ね……今でもゆーくんの事大好きなんだよ?」
__理性値減少しましたッ!!
「今日の私は可愛いでしょ? 惚れた?」
「ほ……ほれた」
酒の影響だろうか優里はいつも以上にキラキラと輝いて見えてしまっていた。
はっ!? 『びっちOLの百人斬り』に似たようなシーンが……ヤバいぞこれは
「ま、待て! 周りに人がいるから! それはやばいから!」
俺は優里を落ち着かせようとするが両頬を押さえられて強制的に目を合わせられてしまう。
「周りなんて見なくていいよ」
俺の目の前にトロンと蕩けた顔の優里が迫ってきていた。
「好きって言って? 大好きって言って?」
「す……好きだから、そ、その落ち着こう?」
俺の言葉を無視するように優里は腕を首に巻き付いて耳のそばに顔を寄せ囁く。
「私ね……大学生の時にヤリサーに入れられて初めてを奪われてたの……」
何も反応出来なかった俺の代わりに生唾をゴクッと喉を鳴らしてしまう。
「それからいろんな人とやったよ」
「……ぁ」
__理性値減少しましたッ!!!
「それで3桁突破しちゃった♪」
「な……なにが?」
「経験……に•ん•ず•う」
「……っ」
__ガンガンガンと警鐘が鳴り響く
「触ってみる? 私のむちむちのえろえろボディ」
俺の理性はもう止まらなかったので恐る恐る触れた瞬間。
「……っ!」
顔を寄せ合ってるせいか優里の体温が上がった気がする。
「き、今日ね……誰もいないの。だからゆーくんが食べちゃってもいいんだよ?」
__理性値限界突破しましたッ!!!!
「ここ……抜け出しちゃ___」
俺はその一言で優里の手を引っ張って居酒屋を抜け出してた。
そのまま俺らは止まる事なく走った。
止まってしまったら理性が戻ってしまうかもしれない。
せっかく優里がここまでしてくれたんだ。
俺らは家まで戻り玄関の扉を閉めた瞬間に何かが切れたようにキスした。
「はぁ……はぁ……今日は私の部屋で」
「あぁ」
「走ったせいで足が痛いよ」
そんな優里を俺はお姫様抱っこをすると真っ赤にうずくまる優里。
階段を登り優里の部屋に辿り着き俺は優里をベットに投げ捨てた。
「きゃっ!?」
俺はネクタイを緩めてジャケットを脱ぎ捨て
「毎回毎回誘惑して、俺の性癖のどストライクな事をする悪い優里にしっかりお礼しないとな」
「だって……ゆーくん取られたくないし、ゆーくんの事が大好きなんだもん」
__暴走しましたッ!!!!
優里の言葉に俺は朝まで暴走したのは言うまでない。
◇◇◇
「ゆーくん起きて。朝だよ」
俺は優里に起こされて体中が痛い事に気づく。
隣には優里も「今日は私も動けないや」なんて言ってくる始末。
「優里。今回は羽目外しすぎだろ」
「えへへ♪ ちょっと反省してる」
優里はちょっと舌を出して笑みを浮かべる。
「今までで1番燃えた夜だったかもしれないね」
「恥ずかしい事言うのな」
今思い出しても恥ずかしいからな
優里の方がもっと恥ずかしい事言ってるからな
「やっぱり、初めてがヤリサーに奪われちゃったとか最高だ」
「……本当?」
「3桁なのに触れらただけで赤くなる初心さも最高だ」
「あ……ぁ……恥ずかしい」
「誘惑したのに最終的に受け身に回るのも最高だ」
「……ぁ……りがと」
俺が褒めるとどんどん蒸気が熱して赤くなっていく優里がすごく可愛かった。
そんな優里が赤く染まったまま言ってきた。
「やっぱり……私のゆーくんを取られたくない」
「俺も可愛い優里を手放したくないよ」
こんな嫁は絶対に手放せないよ。
「ゆーくんの性癖ひろすぎるんだもん」
「わ、悪かったな」
優里のせいでもあるからな、優里が模倣するせいで画面の女に興奮しなくなるんだ。
だから開拓せざるおえなくなるんだよ
わかってくれ
「それで……、ゆーくんが目移りしないように……」
「わかってるから」
大丈夫だ。ずっと優里を見てるから
「だから……、ゆーくんにはずっと私を好きでいて欲しいし」
「優里の事はずっと大好きだよ」
「ゆーくん大好き♪」
にへへっと愛嬌ある笑顔を見ると俺は優里を大切にしていくと決意した。
「明日からもずっとずっとずっとずっとずーーーーっと誘惑していくね?」
あ……
『ツンデレお嬢様は性的御指導が欲しい』とか
『美人教師の誘惑な個人授業』とか
『美人デリバリー配送屋に私をデリバリーしますか?と聞かれたので』
が残ってるわ……
幼馴染の優里の愛の伝え方が可愛いくて毎晩燃えてしまうので体がつらい
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