20xx年の帰省ラッシュ
年末年始を故郷の地球や木星などの行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュは29日がピークです。
SE(宇宙エレベーター)各社によりますと、エレベーター船の下り自由席の乗車率は地球行きの一部のエレベーターで100%を超え最大で150%に達しました。また、木星行きやフォボス行きなども午後を中心に混雑し、一部のエレベーターで乗船率が100%を超えました。
マーズ中央駅のホームは午前中から地元に帰省する家族連れなどで混雑しています。このうち地球行きの自由席の搭乗口には席を求める人たちが長い列を作っていました。
家族でアメリカ大陸の実家に帰省するという43歳の男性は「地球温暖化が死活問題になり始めたころは両親も『帰ってくるな』と言っていましたがいまは冬なので比較的地元も受け入れやすくなっていると思います。木星とか月とかにいる友人と久しぶりに会うので楽しみです」と話していました。
男性の娘の小学1年生の女の子は「雪遊びをしたり自分の重さを感じたりするのが楽しみです」と話していました。
Uターンラッシュのピークはエレベーターとスペースハイウェイが来月3日、衛星間ロケットが2日と3日と見込まれています。