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第15講 英語帝国主義による文化的侵略に抗う。

第15講 英語帝国主義による文化的侵略に抗う。


――――――――――――――――――――――――――――――


甲:そういえば、日本の公用語を英語にしようという動きもあったな。


kou : souieba, nihon/nippon no kouyougo wo eigo ni shiyou toiu ugoki mo attana.



乙:「英語公用語化論」だね。英語圏の植民地化政策かな?


otsu : "eigo kouyougoka ron" dane. eigoken no shokuminchika-seisaku kana?



甲:残念ながら、国内にも一部の日本人が唱えているようだ。売国奴めが!


kou : zannen nagara, kokunai nimo ichibu no nihonjin/nipponjin ga tonaete iru youda. baikokudo mega!



乙:戦前の「敵国語」みたいだね。英語を使うと「非国民」と呼ばれたらしい。


otsu : senzen no "tekikokugo" mitaidane. eigo wo tsukau to "hikokumin" to yobareta rashii.



甲:それでは、その一方で、「味方国語」として、例えば、独逸(ドイツ)語が奨励されたかというと、そのようなことはなかったらしい。


kou : soredewa, sonoippoude, "mikata-koku-go" toshite, tatoeba, doitsugo ga shourei saretaka to iuto, sonoyouna kotowa nakatta rashii.



乙:売国奴共は、英語に限らず、言語なんて手段に過ぎない、と短絡的に考えているに違いない。


otsu : baikokudo-domo wa, eigo ni kagirazu, gengo nante shudan ni suginai, to tanrakuteki ni kangaeteiru ni chigainai.



甲:言語は単なる手段じゃない。日本語には、日本人の文化が反映されているのに。


kou : gengo wa tan-naru shudan jyanai. nihongo niwa, nihonjin/nipponjin no bunka ga hanei sarete irunoni.



乙:我々は、英語帝国主義による文化的侵略に(あらが)う。最後の一人になったとしても!


otsu : wareware wa, eigo-teikoku-shugi niyoru bunkateki-shinryaku ni aragau. saigo no hitori ni natta to shitemo!


――――――――――――――――――――――――――――――


【解説】

 日本の公用語は、日本語かと思いきや、実は公用語が定められていません。

 現在、日本語を公用語として定めている唯一の国は、日本ではなく、パラオのアンガウル州だけだったりします。

 そのため、「英語公用語化論」を唱える売国奴によって、日本の公用語を英語に定められてしまう危険があります。

 場合によっては、それが中国語やロシア語だった可能性もありますが、いずれにせよ危険な状態には違いありません。

 憲法を改正するというのであれば、可及的速やかに日本語、琉球諸語、アイヌ語を日本の公用語として定めるべきではないでしょうか。

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