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限界の華


咲散らせ 紅き花 想いを全て まき散らせ


舞い上がれ 舞い上がれ 今宵の月に


紅き満月 湖上の真実


浮かぶ 小さな 花弁よ


届け あなたの元まで ただ 一輪でも


ゆめゆめ 忘るな 一夜に 消える


我らが 花は 一夜で 消える


つゆと消えれば まやかしの如く


美しさは あなたの元に


一瞬の 一夜の 夢が


絶えず 流れて 消えゆくまでに


後朝の別れとなりて (ふみ)はいつぞや 届きたる


天井を見上げれば


枯れた木 と 紅き月


奥に見えるは 古城の名残り


誰もいない 思い出の時


絢爛の世が終わり 寂びと侘びの 十六夜


ただ澄み渡る 夜の 気配


あなたは 来ずに 時流れ


ただ 悲しくて 涙出て


花の跡を 追ってゆく




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