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転生したら…… 始祖の吸血鬼!?  作者: RAKE
一章 禁忌の森の吸血鬼
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夜の森の吸血鬼 空腹と戦う

夜の森の吸血鬼。空腹と戦う。

 あれから何度かゴブリンやコボルトらしき魔物と遭遇しては瞬殺してを繰り返している内に、気付けば東に昇っていた太陽はその輝きを茜色へと染めていた。


天の茜色も次第に弱まり始め、森に夜が訪れた。

そういえば動物は夜になると活発化すると聞いたことがある。魔物はどうなんだろう?


僕には『夜行性』のスキルがあるから大して昼と変わらないような気がするけど


『夜行性』

説明

夜になるにつれ活発化する生物に与えられるスキル。

『夜目』が常時発動し夜でも昼と変わりなく活動することが可能。

感覚、直感も心なしか鋭くなる。

最も高いステータスに日が見えない時間帯に限りワンランク上のステータスへと変更する。

このスキルで眠気までとれるわけではない。

眠い時は普通に睡眠をとりましょう。


 という感じなわけで今も木々の間から微かな月明りしか見えず、周囲は暗黒に満ちているにも関わらずまるで暗視スコープでも着けてるように視界は鮮明だ。


ちなみに服は創造魔法で適当に作ったよ。

服装?黒一色のパーカーワンピースなのだよ。

下着は男物で済ませた。

違和感がすごいけど女物の下着をつけるのは元男としてちょっと、いや、めっちゃ抵抗があるんだ……


スカートも作れたから試しに履いてみたんだけど、あれってホントにスースーする。

出来たら二度と履きたくないと思った。




 夜目も効いて服も手に入った。順調に見えるかもしれないが現在僕は無数に生えている木の一つにもたれかかってぐったりしていた。



 どうして目立った外傷があるわけでもけががあるわけでもないのにこんなになってるかって?


それは空腹くんと眠気くんのせいだよ。


 この世界に転生して森で目覚めたときは朝日が昇ってた。朝、昼、夜と何も口に入れていないため既に空腹は限界に近く、飢餓感で睡眠をとることもできないのだ。


 クソぅ。何が異世界転生だよぉ。とんだ人生ハードモードじゃないか、料理もできないのに、ましてやサバイバル経験なんてあるわけがないんだが?


「はあっ…… できればあれは使いたくなかったんだけどなあ。この森は無駄に広すぎるんだよぅっ……」


そう。対処法はないことはないのだが……


『吸血』

説明

何らかの生物の血を飲むことで栄養分へと変換し、生物が、飲食をするのと同じ効果がある。

一日行動するのに必要な血液の量は成人男性の吸血鬼でおよそ2L。

10歳を超えていなくても1Lが望ましい。

別に牙を突き立てて飲まなくてもいいよ。

飲み方は個人の自由です。


 説明がやけに人間っぽいがここはさらっとスルー。

問題は血を飲むときに必要とする時間だ。


この森はやけに魔物と思われる生物が多い。

その大半が日中に出会ったコカトリスやゴブリン、コボルトといった魔物なことが救いだが、いかんせん数が多い。


 僕がこうやってゆっくり考えることができるのもさっき、ここら一帯に蔓延っていた。魔物を殲滅したからだ。


 ファンタジー的に考えたら同じ場所にポップするなんてことも考えられるからあまり長居することもできない。


だが、背に腹は代えられない。

余計な息を吐きだすように深呼吸をして覚悟を決めた。

「っはあ……やるしかないか」

労力を使わないように歩いて進んでいくと、群れと思われるコカトリスが視界に入った。

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