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転生したら…… 始祖の吸血鬼!?  作者: RAKE
三章 紅と蒼の戦姫 誕生編
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落ちた先は

獣王国。僕が落ちた先はなんと『禁忌の森』を突き破り、さらには国に入ってもうちょっといったところの草原だったらしい。


聞いたときは我が耳を疑ったし。

なにを言ってるのかわからねーと思うが僕にも何が起こったのかわからんかったもん。


って言いたくなるぐらいに衝撃だったもん。

もんもんももん。


「どういったご用件でしょうか?」

もんもん言いながらやってきたのはお馴染みの冒険者ギルド。


思いがけずソフィー達と離れ離れになって困惑してやってきたのがギルドというのも変だけど、ほかにくる場所はなかったし、人に話しかける勇気もないので情報収集がてら、くる場所がここしかなかったのである。


が、しかし困ったことに特に有力そうな情報もよさそうな依頼もなっしんぐ!

そして一番まずいのがサリエラに滞在していた際、僕がコミュ障すぎることもあってお金をサフィアに預けていたってとこ。


結果再び無一文!ってね。

ここまで来るのにも何故かついてきてしまったハーフエルフ、えーっとヨナちゃんにという子にお金を払ってもらったのですよな。

子供にお金を払わせる鬼畜なおばあちゃんですがなにか?



取りあえず依頼でもこなしてお金貯めたないとなー。

「……」

無言でクエストカードを差し出す。

内容は草原に住む低位の魔物。Dランクのコボルト。


群れで行動する為にこのランクなのであって単体ではEランクの脅威度の低い魔物だ。でもその代わりに繁殖力が高く世界のどこにでも生息していて、戦闘力を持たない人たちにとっては十分すぎるほどに脅威なのだ。


クエスト完了代は依頼者によって異なるけどだいたい銀貨一枚。

銅貨10枚分ってところ。

日本円で多分うーんと、1000円くらい……かな?


宿は安いところで銅貨3枚、食事付き、寝室込みで高いところだと銅貨20枚ぐらいになったりもする。


ちなみにお風呂が付くと値段はさらに上がってなんと銅貨25枚なんてところもある。


なかなかにお高いのである。

だから初心者の冒険者は銅貨3枚の激安訳アリ物権的な宿屋に泊まるのを余儀なくされるわけだね。


ま、僕らはまとまったお金が手に入るまで『血液創造』で作ったプレハブでくつろいでたけどね。(ドやぁ)


コボルトは五匹単位で依頼になっていることが多いので、そのクエストカードを5枚。これだけこなせば銀貨5枚は手に入る。何日かはこれでやり過ごせるはず。


「ボクも見てみたいな」

そういって青髪ちゃん。ヨナちゃんが後ろから顔を出す。


僕より少し背の高い女の子。

ハーフでもエルフだから、奴隷なのかと心配してたんだけど、どうやらそうではないらしく、普通の女の子らしい。


で、そのエルフであるヨナちゃん。

なんと、今僕の後ろにいます。

いやー。

偶然にも駆け出しの冒険者だったらしくて、なんかパーティーを組まないかって誘われちゃった。


結果、今こうして行動を共にしているのであります。 


いや、ね美少女との旅はこちらからしても大歓迎なんですよ。

むしろ本望。

()()()()()()()()ソフィー達とはぐれてしまって心配ではあるけれどもう少しだけここに滞在することにした。

……お金ないとドラム缶風呂しか入れないし。(こっちが本命)


「失礼ですが年齢を伺ってもよろしいでしょうか?」

「……14」

「ボクは10歳だよ」

……10歳の子に身長で負けてるん、僕?

ヘブ休から復帰して3章開始。

イベント終わりで余韻が半端なくてしばらくエタる気がしますが、週一で更新できるよう頑張っていく所存。

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