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転生したら…… 始祖の吸血鬼!?  作者: RAKE
一章 禁忌の森の吸血鬼
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鍛錬?

あれから暫くソフィー成分を吸収した(戯れただけです)僕は訓練場へ訪れていた。実質体育館のようなデザインをした訓練場だけどそれは仕方のないことなんだよね。

だって室内で『スキル』を使ったりすると壊れるしね。


外のデザインは相変わらず灰色一色の鉄製だけど中のデザインはまんま体育館だ。

イメージとしては通っていた中学校の記憶を基にしてみた。


 僕の『ステータス』によって引き上げられた身体能力だと地を蹴るだけで床が陥没するので強度はマシマシ。なるべく固そうな鉱物っぽいもので作った。(多分)




手早く『血液創造』で裁きの血剣を生み出した僕は両手に構えて軽く振ってみる。

構えも持ち方もなってないと思うけれどそれでも僕が素振りをするだけでビュウゥゥンと風の唸る音が訓練場に響き渡る。


デュアルブラッドに切り替えれば2対の双剣が鋭い風の音を作り出して心なしか大気までも震えているように感じる。


破滅の赤(エリュトロン)を振るうと勢い余って床にぶつけた。

結果は床が壊れるどころか貫いて地面が剥き出しになっている。


……室内でのエリュトロンの使用は控えることにするか?

いや、でもそれだと鍛錬にならないしなあ。

……うーん。

いっそ地面なくすか!






こうして一連の戦闘で使う武器を確認してみると確かに強い。

この世界の人間の基準が分からない以上推測でしかないが、もしかしたら僕はかなりの化け物なのかもしれない。


間違いなく生物の持ちうる身体能力を超越しているように思える。

物理の話はするな。

物理……赤点……う、頭が。



……まじめな話。それでもあいつ(マンティコア)には届かなかった。

『血に飢えた獣』と『血液操作』があったからどうにかなったけれどこの二つがなかったら間違いなく死んでいた。


『ステータス』の差は絶対だと思う。

ひとつランクが違うだけでそこには圧倒的な基礎能力の差が生じる。

僕のランクはBランク。


かなり高いほうだと思ったけれどおそらくあいつは僕と同等、あるいはそれ以上のステータスを持っていた可能性が高い。


この森にあれ以上の化け物がいるのならば僕とソフィーがこの森から脱出するのは困難を極めるだろう。

それこそどちらかが死んでしまう可能性があるほどのハードモードだ。

でも僕は死なないしソフィーの事も死なせない。



結局は僕はもっと強くならなければならない。

異世界転生とかいって、いつまでもうかうかしてはいられないんだ。

この森を出るまでは『死』はすぐ隣にある。

張りつめた空気が漂っていて死の危険がどこにいても感じられるようなそんな場所。


もっともほとんどの魔物は僕の敵じゃないけれど、でも僕はそれ以上にソフィーに外の世界を見てほしいんだ。互いが互いの事を支えあい生きていくだけでもいいのかもしれない。けれど違う。ソフィーが欲しいのは『友達』。


全く持って不本意ながら僕はコミュ症ボッチなのでできたら人と関わりたくない。

それどころか僕吸血鬼だし。余計ないざこざなんてまっぴらだ。


それでもソフィーが望むならばできるだけのことはしてあげたい。

それが僕がソフィーに救われた償いにもなるだろうしなによりお姉ちゃんとして当然のことだ。



……剣を振って気を研ぎ澄ましたり、新しく戦闘方法を模索したり『スキル』を使って形態変化とか考えたりしていたら気づいたら夜になっていた。

え?やってることがほとんど遊びじゃないのかって。


またまたー そんな僕が何も考えずに必殺技の開発とかするわけないって。

いやホントだよ。これでも超がんばってるから。









その後すねたソフィーが甘えてきて同じベットで一夜を過ごすはめにあった。

嫌ではなかったので一緒に寝たのが間違いだったんだ。

むしろうれしいとか思っていた少し前の自分を殴ってやりたい。


ソフィーはすねた勢いで子供特有の甘えん坊モードになってしまって抱き着いたまま眠ってしまったわけだ。


もうてんやわんや。ちっちゃいし可愛いし抱き着かれているから逃げることもできない。おまけに「ふにゃ」とか「おねえちゃん……」

とかソフィーが寝言でつぶやくものだからその日の僕が安眠という二文字がなかったことは仕方のないことだったと思う。

一応別サイトメインでやっております。

ここのところ忙しくなかなか時間が取れず投稿が遅れてしまい申し訳ありません。

アニメばっか見てたとか蜘蛛ですがなにかの原作に夢中になっていただなんてそんな事実はないです。

絶対に! ラースカッコいい!


別サイトから張り付けてるので誤字脱字、変な部分。物語がなんか飛んでる気がするなぁ?

などなどあったら教えていただけると助かります。




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