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7 イギリスへ

あー、なんか漸く暴力団とか登場させる方法思い付いた…(笑)

今回はちょっと長め?あっ、そんなことないかも。

ようやくイギリスについた。

飛行機にのって15時間。

さらに時間差で-9時間。

出発したのが日本の朝の8時。

よって、現在はイギリスでいうところの午後2時。

もうそろそろお茶の時間(笑)である。

短期留学生として来たので、hostfamilyには6ヶ月お世話になることになる。

ちなみに俺の担当をしてくれることになったhostfamilyはロンドンに住んでいる金持ちで、息子が一人いるらしい。

hostmotherの名前はサリー・ホワイトさん。

hostfatherの名前はジェイムズ・ホワイトさん。

夫妻の息子の名前はヴィンセント・ホワイトくん。俺より4歳年上で、今は14歳である。

仲良く出来るか少し不安になってきた。14歳は色々と多彩なお年頃である。

俺も色々と反抗した覚えがある。

…と、そんなことを考えているうちにhostfamilyの家に着いてしまった。

標識にはwhiteの文字。うん、間違いない。ここだ。 

俺は深呼吸して、家のベルを鳴らす。 

しばらくして、hello、please come in our home.という声が聞こえたので、俺は遠慮無く家の中に入ることにした。

家に入ると、家族全員で迎えてくれた。

「こんにちは。これからお世話になる、波並彼方です。よろしくお願いします。」

「ええ、こんにちは。もう知っていると思うけれど、私はサリーよ。気軽にサリーって呼んでちょうだい?」

「ありがとうございます。そうさせていただきます。」

「俺はジェイムズだ。俺のことも、普通にジェイムズと呼んでくれ。」

「俺はヴィンセントだ。学校のクラブとかであまり家にはいないと思うが、仲良くしてくれると嬉しい。」

「勿論だよ、ヴィンセント。そして、ジェイムズ。これからよろしくお願いします。」


俺達は一通り挨拶を終えると、部屋の案内をヴィンセントにしてもらうことになった。

それにしても、海外の家は本当に広い。でも、借りるとなったら実はワンルームでもあり得ないほど高いのだ。だから、俺は出来ることなら今のうちに沢山稼いで、家を買ってしまいたいのだ。


「なぁ、彼方。」

「なんだ?」

「お前、随分と英語上手だよな。今までも何回か留学生とか来たけど、最初のほうは皆「please one more time」って必ず言うし、かなりカタコトなのに、お前は流暢に話せるし、俺たちの言葉も普通に聞き取れてるよな?なんでだ?お前、今まで来てた留学生よりもかなり幼いのに…。イギリスに何回か来たことがあるのか?」

「いえ、一応は初めてですよ。それに、確かにまだ俺は10歳ですけど、ケンブリッジ大学の試験を受けるためにここまで来たんです。他の人よりは賢い自信があります。だからではないですかね?」

「ふーん?そういうものか?…というか、お前今何て言った?…ケンブリッジ大学?…マジで!?そうなの!?っていうか10歳!?8歳くらいだと…いや、なんでもない。」

「…童顔なんです。」

「そ、そうか…。」


俺はちょっとムッとしてそう言う。確かに前の人生でも高校生、悪いときは中学生に間違えられることがよくあった。あのときもう25歳だったって言うのに…。まぁ、それはいいだろう。

今回はしっかり牛乳のんで背も伸ばすしな!


「あ、ここがお前の部屋だよ。自由に使ってくれ。」

「わぁ、広いな!それに家具もすごく高級なものばかり…。本当にこの部屋を借りてもいいのか?」

「勿論だ。好きに使ってくれよ。あ、部屋の掃除は家政婦にさせていいのか?それとも自分でなにか拘りがあるなら、自分でやるか?」

「家政婦!?そんなの雇ってるの!?すごいな!!特に拘りはないが申し訳ないから自分でやるよ!」

「日本人は皆そう言うんだな。「遠慮」ってやつだろ?」

「あー、そうそう。日本人にはもうそれが染み付いちゃってるんだよな…。」

「まぁ、自分でやるっていうなら家政婦にはそう伝えておくよ。」

「うん、ありがとう。」

「どういたしまして。」


俺はそんな会話をしながら先程までの心配が杞憂に終わったことを嬉しく思った。

その後は入ってはいけない部屋とトイレとバスルームの案内をしてもらって、すぐに晩御飯になった。

…留学を経験した人は分かるだろうが、イギリスの料理は実はそんなに美味しくない。味が非常に淡白なのだ。

でも、この家のものは本当においしかった。聞けば、俺に合わせて作ってくれたとのこと。本当に感謝ばかりである。

その後はシャワーを浴びて先に部屋に戻らせてもらった。

俺はボスッとベットに倒れ込み、呟く。


「んー、この家族がhostfamilyで良かった…。」


まさか、初日でここまでそう思うとは思っていなかった。でも、本当にここに来れて良かった。

ああ、そうだ、話は現実的なものになるが金が尽きる前にアルバイト先をみつけないと…。

まず、明日中に小説一つ書いて応募して…、明後日はアルバイト募集しているところを探しに行って…、

そんなことを考えながら俺は眠りについた。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

なーんかセンスの良い題名が思い付かないんだよなぁ…。

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