09 創作活動と経済活動
目次を見て気づいたのですが、今の仕事をはじめて一年が経過しました。
たった一年、されど一年。
いまだに「やめてやるぅ~!」と思うときもありますが、なんとか働き続けています。
やめない理由は、ずばり「生活を充実させたい」から!
はっきり言って安月給ですが、ないよりはマシ。
お給料をもらうと貯金を切り崩さなくて済むし、上限を決めれば資料集めも楽しむことができるようになりました。
収入があることで具体的な目的意識が芽生えました。
創作活動もアクティブに…投稿の外にも「勉強のため文芸講座への参加費も捻出しよう!」等々。休職中はそれさえもためらって「そのうち」と先延ばしにしていました。
2019年は、なんとか費用を用立てて修行を積むことができましたので、やっぱり素人作家には安定した収入が必要なんだなと痛感しています(笑)。
二年以上前は、自分には創作活動がある=小説を書くから仕事がなくてもいいと自分をごまかしてきた節があります。
けれど、家のなかに閉じこもって妄想だけを続けるのは私自身限界がありました。社会に出ることで刺激をもらうほうが、自分の想像力よりもはるかに有効な妄想エッセンスになることがわかったんです。仕事を通して言葉を交わす人たちとか、遭遇するまさかのハプニングとか……「これ絶対小説のネタになる!」みたいな経験ができます。
イラっとするオバサンに遭遇しても、「あの癖の強さは、自分の想像力だけでは絶対に作れないキャラだわ」と特徴をメモっていたり。色んなことが創作活動のヒントになってます。
仕事で得る知識も、大事な情報なのかもしれません。
作家業だけで食べていくのが難しくなっているというご時世。
公募用の原稿を書きつつも、仕事そのものはきちんとこなせる大人になりたい! そんな気持ちがやっと芽生えてきました(苦笑)。
想像力もお財布も、心のゆとりも切り離せないんです。
だから地道に頑張っていきますね!
それと、これは余談ですが……時々SNSで、仕事しながら公募頑張っている人のツイートに対して「公募をなめてる」「それでプロになれると思ってるの?」みたいなことをつぶやく人がいて(おそらく少数だと思いますが)嫌な気持ちになります。
自分はストイックに創作活動一筋とおっしゃる方もいると思うので、それに対してどうこう言うつもりはありません。けれど、自分よりも緩い活動をしていると思う相手を貶めるような発言はどうかなと……。
口ばかりで小説を書いている形跡がないという人なら別ですが、努力したり、前向きに行動する人へは配慮してほしいです。
言葉を生業にしたいと思う以上は、言葉で人に攻撃をしかけないでほしいのです。
しらけてしまうことを書きましたが、ご理解いただけると嬉しいです。
これからもどうかよろしくお願いいたします。