06 アニメ「BLUE SEED」
いきなりですが、好きなアニメを紹介させていただきます。
90年代で私の好きなアニメベスト3に入る作品です。
「BLUE SEED」……ガンダムSEEDじゃありませんよ。漫画家の高田裕三先生原作「碧奇魂ブルーシード」をアニメ化したものです。原作のほうは未完のままですが、アニメはテレビシリーズ全26話、OVA3作品が製作されました。
クシナダ姫とかスサノオ、ヤマタノオロチといった出雲神話をモチーフにしたストーリーです。
舞台は現代。神話の時代から暗躍する植物の変異体「荒神」たちを滅ぼす人柱「クシナダ」の家系に生まれた少女・紅葉が物語の中心になります。
神話の舞台、出雲で生まれ育った藤宮紅葉(15)は、普通の女のコ…と自分は思っているけど、祖母から山奥の祠で水ごりを義務付けられています。「時がきたならば、すべての人のためにその命を捧げなければならない」と言い聞かされてきたが、本人はその意味を知らずいたのです。
ある日、紅葉は通学途中に手に勾玉を埋め込まれた青年に命を狙われます。彼の名前は草薙護。赤ん坊のころに荒神に両親を殺され、人柱であるクシナダの家系の娘を守れと(不用意に死なれると荒神すべてが滅びてしまうから)体に勾玉=ミタマを埋め込まれてしまい人間でなくなっています。そのため血が緑色。
彼はそれまで紅葉の双子の姉・楓(幼いころに養女に出されてたので紅葉は姉の存在すら知りません)を守ってきたのですが、彼女は一か月前に地下都市開発途中の工事現場で消息不明となっていました。楓は実質死亡扱いとされ、草薙は双子の妹の紅葉の存在を知ったのです。
クシナダである楓が死んだとされるのに、なぜ荒神が滅びないのか……と、色々設定がありますが省略です(笑)。
楓が死んだ今、ヤケになった草薙は紅葉を殺して荒神を根絶やしにしようとしたのですが、そこにクシナダを護衛する「国土管理室」という組織が間一髪のところで紅葉を助けます。
紅葉はそれから投稿した中学校で、巨大な化け物「ヤマタノロチ」に襲撃されて……
と、出雲神話や守るべき国の意味、登場人物の恋愛模様と絡めてなかなか面白かったです。キャラクターが個性的で飽きずに見られました。
中盤、紅葉が草薙へ想いを寄せているけど、草薙は楓に特別な想いがあってそこらへんが恋愛感情なのかどうかという三角関係っぽいところが見どころのひとつとなりました。
紅葉役の声優さんは林原めぐみさん、草薙は井上和彦さんとか、他にもわりと有名どころで固めていたはず。最終回の「まつりうた」のメロディーとかいいですよ~!
この作品を見てたって人が私の身近には少ないんで…知ってる人がいたらいいなって気持ちで紹介させていただきました。