未知を知る遺跡①
誤字が多くて皆様に申し訳無いです。
本日は大丈夫だと思いたい!
目を開けるとファンタジーというよりなかなかホラーな風景が目に入る。
部屋の内部は、やや朽ちかけており、不気味な雰囲気を醸し出している。
「ここがダンジョン内部なのか……」
「1階層から4階層まで大した敵は出て来ないからそれまでに慣れるといいよ」
俺がアルさんにある程度の補足説明をうけていると横でイザベラがミザリさんと話をしているのがきこえる。
「先ほどは庇っていただきありがとうございます。」
「にゃにゃにゃ~。いいってことにゃぁ~。」
「でもあんまり相手を怒らせる物言いはダメですよ。ミザリさんはきれいですから危ないですよ。」
「にゃ!それをいうなら、いざべらにゃんも可愛いから危険だにゃ!」
なんだかふたりできゃっきゃしてるなーと思ってるとアルさんに頭をコンコンとつつかれる。
「女性に目がいくのは仕方無いですが、話はきいてほしいなー。」
ジト目で見つめられて思わず謝る。
先ほどの男は紅の牙というクランの人間で大手ギルドらしいが、このギルドはあまり素行が良くないメンバーが揃っていてあまり宜しくないとのことだ。
アルさんはクリムゾンファングの隊長格の人が知り合いに
いるが、他のメンバーと揉めても大丈夫な関係らしい。
……なにげにアルさんは交友関係がすごいな。
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ダンジョン内での隊列を決め、先頭にミザリさん、俺、イザベラ、アルさんと並び変える。
俺はクリアを召喚し魔法アタッカーとして攻撃に参加することに。
クリアを召喚するとミザリさんがクリアを抱き抱え離さない。
なんでもモチモチ感がたまらないそうで、戦闘中以外ならいいかと放置してるとクリアから助けを求めてる感じがするが、拝んで謝るしかない。
(後で魔石あげるからなーー!)
ダンジョンの敵は今のところゴブリンとコウモリしか出て来ていないので、苦戦もなくミザリさんとアルさんで屠っていく。
たまに俺とイザベラ主体で戦わしてもらい戦闘経験を積ませてもらう。
途中で魔法使いのゴブリンから俺がアクアボールをくらってしまい吹き飛ぶ出来事があり、その時にパレットシールドが濡れて絵の具が溶けた際に、ふと頭の中にあることが思い過る。
俺は筆杖の先端に黒の絵の具をつけて、ゴブリンに近づきスキルを発動させる。
【武技 ブラインタッチ】
ゴブリンの顔面を絵の具で黒く染めると暗闇状態になったのか、目擦り周りをやたらめったら攻撃してくる。
「ナイスにゃー!」と叫びながらミザリさんは側面に回り込み回し蹴りをこめかみに叩きつける。
戦闘が終わった際に、二人に聞かれたのでなんとなくできそうな気がしてと答えると……なぜか納得される。
画家の職ついている人で戦闘を経験する例が非常に少いらしく、戦闘でなにができるかあまり判明していないので、今後何かあれば情報板に書き込むといいと教わりながら先に進む。
「そうそう、このダンジョンでレアポップのモンスターがいるにゃー、経験値とアイテムがおいしいにゃん、見つけたら狩るべし!!狩るべし!!だにゃー。」
イザベラがどのようなモンスターか質問をすると、ミザリが振り向き力を込めて力説をする。
「そいつはにゃー、モンスターといっても可愛い見た目をしているにゃ!白くてモコモコしてるにゃ!!」
俺はミザリさんの後ろを横切ったちんちくりんの白い毛玉を見つける。
「それってこんくらいの大きさでなんかチンチクリン?」
「そうにゃ!調べたのかにゃ?偉いにゃ!!あいつは気配が読めないから見つけるのは大変にゃ、居たら超絶ラッキーにゃ!!!」
「今いましたよ、ミザリさんの後ろ通りましたけど……」
「っ!!!早くいうにゃぁあああ!ああああああいたにゃぁああ!!やろうどもぉおおおお!いくにゃぁあああ!!」
モンスターの名前はケサランパサランといい、こちらの攻撃をふわりふわりとゆるゆる避ける。
レベル30の二人の攻撃も軽々とよけクリアの魔法も当たらない。
「くっそ、当たらない!ミザリ!!挟むぞ!!」
「よしきたにゃ!」
二人でケサランパサランを挟み撃ちするさいに、俺は詠唱をする。
「力の根元たる魔力よ、我が意中のままに求める手を伸ばさん!不思議な手」
詠唱を終えると俺の右手から不可視の手のひらが現れケサランパサランに向かう。
ケサランパサランは難なく手をよけるが俺は魔力を操作し追尾し毛を掴みなんとか捕まえる。
「クリア!!」
「キュウルルーー!」
クリアのチェインで地面にマジックハンドごと縫い付けると
「ナイス!ミザリ!!一気に片付けるぞ!!」
「やったるにゃ!」
アルさんは剣を高速で数発叩き込む武技で切りつけ、宙に浮いたところをミザリさんの拳が目にも止まらぬ早さで叩き付けられる。
そして気と気が混ざりあい爆ぜる。
小規模な爆発がおさまるとケサランパサランの姿はなく、大量のの経験値と???スキル書が手元にはいってきた。
大漁にゃーと小躍りをするミザリさんを横に、アルさんはふぅーと息を吐きイザベラに治療をしてもらっている。
実はあのケサランパサランは目に見えないような細い針のような毛を飛ばし攻撃をしていたようで、それなりにHPを削られていたようだ。見た目と裏腹に怖いな。
全員に???スキル書が出たようで、アルさんとミザリさんは迷わず使用する。
鑑定しなくていいのかと聞くと、ケサランパサランが落とすスキル書は、本を取得したjobで使用した際に、そのジョブに有能な未所持スキルが約6割の確率で出るそうで、ここのダンジョンが人気の1つだそうだ。ただしケサランパサランの出現確率とスキル書のドロップ率は非常に悪いらしく出ない人は出ないらしい。
今回は全員に出たようで運がとても良かったようだ。
アルさんとミザリさんは使用後ガッツポーズと小躍りしているので、良いものを覚えたのかな?
俺も???のスキル書を使用すると『【魔色混合スキル】を覚えますか?使用スキルポイントは7です。』と表示される。
とりあえず二人に聞いてみるが、聴いたこともないスキルらしく何かは覚えないと詳細はわからないようだ。
今のでレベルが3も上がったのでポイント的に余裕があるため覚えておこう。
本の文字が体の中に入っていく。
『【魔色混合スキル】魔力に色をつけ、意味を持たせる。』
駄目だ、意味わからん。意味ってどういうことだ?
一応三人に説明するがわからないので使って見ていくしかないみたいだ。
イザベラは【祈り】を覚えたようだ。
うーん乙女の祈りとなに関係あるのか要注意だな。
程なくして第5階層に到着をする。
ここは中ボスがいるようで部屋が1つだけのフロアになっている。
扉の前はセーフゾーンになっているため、少し休憩をする。
ダンジョンに入って約3時間経過しているが、リアルとの時間差は約6倍なのでまだ30分ほどしかたっていない。これなら十分いけそうだな。
イザベラがスープを持ってきて隣に座る。
「また考え事ですか?」
む、また顔に出てたか。
「そうでもないですよ、あの二人のお陰で大分余裕がでてますし」
イザベラと俺はアルさんとミザリさんを見る。
「にゃ!にゃぁぁ!!!それはあちしの肉にゃぁぁ!!」
「いいや俺のだね!!イザベラさんが俺のために焼いてくれたものだ!絶対にやらん!!」
「ずるいにゃ!よこすにゃぁ!!こっちのこれあげるにゃーーん!」
「野菜くらい自分で食べなさい!!いくつだおまえは!」
「淑女に年齢を聞くにゃんてひどいやつにゃ!ていっ!!」
........仲が良いのかなんやらだな。
イザベラもそう思ったのか二人をみて笑っている。
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十分に休憩をとったので、気合いをいれて扉の前にたつ。
フロアボスはレベルが高くても気が抜けない場合が多いので二人もかなり気合いをいれている。
アルさんが扉を開けると…………。
巨大なケサランパサランが部屋の中央に浮いていた。
???スキル書について
未鑑定で使用するとその場で覚えなければ本は消滅してしまうため、基本的には鑑定後不必要ならば売るのがセオリー。




