大学の部活
朝の日差しが差し込んでいる。春の到来を感じさせる暖かい光だ。
コーヒーでもいれようか。そう思いポットのお湯を新品のカップにそそぐ。
彩華はこの春に田舎の親もとを離れて一人暮らしを始める。晴れて彩華は名門N大学に通うのである。1年の浪人を経てやっとの思いで合格を掴みとった憧れの大学であり、地元でも難関大学として一目置かれていた。そして、部活が伝統ある由緒正しい大学としても全国に認知されており、まさに高校生から憧れの大学であった。
高校時代は、実家が田舎で過疎化が進んでおり、全校生徒が100人に満たないといった具合であった。そのせいか交友関係もそこまで広がることはなかった。そんな環境にもかかわらず、170cm近くある恵まれた体と長い手足を活かし、弱小テニス部を全国大会まで押し上げた経歴がある。当時はそのモデル並みのルックスと少し幼さが残った童顔で控えめな性格で高校のちょっとしたアイドルだった。そして、都会での新しい環境、新しい友達に期待を膨らませ、彩華は夢に描いていた大学生活を実現しようとしていた。
教室に着くとまだ教授は来ていないようだった。大学での1講目は10人弱ほどで行われるゼミで、 教室は2階にあり、入ってみると自分以外の生徒はみんな揃っていた。軽く見たところ丁度男女の比率は半々くらいであろうか。
彩華は空いている窓際の角の席に腰かけた。
隣に座っていた女生徒と目があった。
「初めまして!同じゼミなんだね、よろしく!」
ハキハキと話しかけてきた目のぱっちりとした今時の美人風である女生徒は、早希といった。ロングスカートにツヤのある長い黒髪が大人の雰囲気を醸し出している。
「あ、うん!よろしくね」
お互いに自己紹介を軽くしたというところで
ゼミを担当する先生が入ってきて、ゼミが始まった。
最初の回だということもあり、30分もかからず終了となった。
「彩華は何かサークルだとか部活だとかにはいらないの?」
隣の早希が聞いてきた。
「わたしは、まだ考え中かな、何か特にやりたいスポーツとかもなくてね」
「それならさ、一緒に水泳部にはいってみない?
体験だけでもいいからさ!」
いきなりではあったが、暑い思いが早希の大きな瞳に感じられて情熱に押される形でうなずいてしまった。
明日の昼12時に学校の体育館で待ち合わせをすることになった。
「じゃあね、また明日!予約しておくはね!」
話が終わるとそういってそそくさと教室を去ってしまった。予約ってなんだろ?まぁ、いっか……あの子見た目とは裏腹に慌ただしい子だな、、内心思いながらも大学での初めての友達に少し胸が高鳴るのを感じた彩華であった。
次の日、彩華が学校の体育館に行くと美しい長い黒髪をした早希がジャージを上下に着て体育入り口に立っていた。彩華を見つけると優しく手を振った。
彩華が近寄るとごめんね、いってなかったことがあったの、そういい彩華を学校のプールに備え付けてある更衣室に連れていった。
更衣室についたところで早希は、上下のジャージを脱ぎ始めた。中に身につけていたのは青い競泳水着だった。
「実は、N大学の水泳部なんだけど長年の伝統で競泳水着を着ないとプールサイドまでいけないらしいのよ、だから彩華にもここで着替えてもらわないといけないわ」
「そんなこといきなり言われても私水着持ってないし………」
「大丈夫よ、心配しないで」
そういうと、早希は更衣室のロッカーからハンガー掛けされた白い競泳水着を取り出し、彩華に手渡した。
一見したところ水着は腰の高さほどまで切れ込みがあるハイレグタイプだった。
身長170cm近くを有する彩華にとってはいくらか小さい水着に思われた。
水泳部は、また今度の機会にしよう。
そう思い
「じゃあ、今日のところは辞めておこ…」
「予約したっていったよね?意味わかってる?」
彩華が言い終わる前に早希が今までと違った深刻に言い放った。
「ここの水泳部はね、見学するのにも予約が必要なくらい厳格な部活なの、直前に行かないとかもってのほかよ」
「でも、そんなこと初めて聞いたよ」
「初めてもなにも、N大水泳部の親切をいい加減にした日にはあなたのこれからの大学生活は散々になるわよ」
「それってどういう……」
「水泳部はね、N大の部活でも頭一つ強くて学校からの支援金で学校との結びつきも強いのよ。だから水泳部に楯突くのは学校にも逆らうことになるのよ。
最悪退学ね。」
「そんな………」
やっと入れた大学だ。それだけは避けなければならない。
この水着を着て見学さえすればいい……そう考えれば楽な気がした。
「わかったわ、いう通りにする」
半信半疑でいるが、早希の言うことを信じてみることにした。
そういうと、早希はさっきとは人が変わったようにプールサイドで待っているわと、大人しく言い残しジャージを置いて競泳水着で更衣室から出ていった。
更衣室に立ち尽くす彩華だった。
「着替えおわった?」
更衣室の扉の向こうがら早希の声が飛んできた。待ちあぐねてきてしまったようだ。
「なんとか、着れましたけれど…これって…」
彩華は水着を着てみて絶句していた。
なんと、競泳水着自体がうっすらと透けており、水につかれば丸見えになるであろう薄い生地であった。
そして、案の定 水着は彩華の体にはふた回り以上小さいようで、無理やり詰め込んだDカップは優にある豊満な彩華の胸は押しつぶされ、両乳の半分以上が横からハミ出していた。
また、下半身はひどいありさまで腰骨からスラリと伸びるハイレグが股間に容赦なく食い込み、痛々しいほどであり、凝視しなくても手入れされていない陰毛が無造作にはみ出していた。
まさに、彩華の体は身体に見合わない小さすぎる水着を着させられてしまったがために身体にぴっちりと白く透明な布が張り付いたようになっている
「こんなのって、恥ずかしすぎます」
恥ずかしすぎるあまり声が震える。
「あれ?…やっぱりジュニア用のssサイズは小さすぎたみたいだね、でもごめんね〜いまこれしかないの、、あ、、背中にあるチャックしっかり閉めてね」
そういうと、彩華の後ろに回り込み上までぴったりとチャックを閉めようとしたが水着のサイズが彩華には相当に小さいらしくチャック横の生地を伸ばしてやっと上までしまったようだ。
背中のチャックを閉めたおかげで彩華の大きな胸はさらに強調されることになり乳首の突起が前から丸わかりになってしまっている。
「そんな、、上に何か羽織ったりしたらだめなんですか?」
「うちの水泳部は伝統あるからね〜それは多分怒られちゃうよ。それより先輩たちも待ってるからプールサイドまでいきましょう
」そういい早希は彩華の手を引いた。
しかし、一歩踏み出すと、お尻の生地がずり上がって一瞬にしてお尻がTバックになってしまう。
「いやんっ」
甘い声が思わす出てしまう。
お尻が食い込みを増すと同時に股間の前の部分も食い込みが増し筋が一本見えてしまっていた。
彩華はあまりにも情けない自分の姿が人前にさらされらことを想像するだけで顔から火が出そうになり必死に早希の手を振りほどこうとした。振りほどいた弾みで早希が尻餅をついた。
すると、
「あんたの、着替えてるとこ全部カメラでとってたんだからね」
いきなり静かに早希が呟いた。
つまり、ばら撒かれたくなかったら大人しくついてこいそういうことだろう。彩華はすっと立ち上がった早希の後ろにほぼ全裸よりも恥ずかしい格好でついていくしかなかった。
これから随時投稿していきます
初心者ですが、お願いします。