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はるか昔、神々を食らう竜神がいた。竜神は全ての神を食らい世界から神々が消えて、全ての種族が絶望した。だが、そこに一人の人間の王が立ち上がった。王は全ての種族を集めて神を食らう竜神に戦いにいどんだ。おそらくこの戦いは歴史上で一番の戦いだっただろう。そして見事に王が率いる連合軍は竜神に勝った。たちまちその王は全ての種族達に英雄と崇められて、全ての種族に代々語り継がれた。その英雄の名前はアーサー・ペンドラゴン。
「王!しっかりしてください!」
「泣くなマーリン。私はもう70年生きた、ずいぶん長生きをしたほうだ。もうじき死ぬ」
ベッドで寝込んでいる王を心配して、世界中からあらゆる種族が城に来た。それほどこの王は皆に愛されていた。
「そんなこと言わないでくださいよ…王がいなくなったら、誰がこの国を守るんですか!?」
「やはりハーレム何て言ってないで、愛する者と子供は作るべきだたな」
「こんな時に何を言ってるんですか!?」
「すまん、すまん。マーリンよ」
「何ですか?」
「天国はどんなところだと思う?」
「…わかりません」
「天国はすごくいいところらしい。 だって、行った人が誰一人帰ってこないのだから…先に行ってる」
「…王?…王様?王様!?」
アーサー・ペンドラゴン、ここに眠る。
そして、時代は代わる。
騎士は軍人になり、剣は銃に変わる。馬は車に竜騎士はパイロットなった。時代が変われば国も変わる。そして魔法も変わる。魔道士は少なくなり、変わりに魔法具が開発された。時代は変わる。だが歴史は語り次がれる。
そして今でも…
「何がアーサー・ペンドラゴンは、一万以上昔の王様だよ。俺は今でも生きてるよ!お~い!酒だ!酒を持ってこい!」
「あんた、いいが現にしないと死ぬよ?」
「うるせ!俺は客だぞ!俺は死ぬまで飲んでやる!」
「はぁ~、勝手にしな」
「俺をこんな訳のわからん未来に連れてきて何がしたいんだよ!?おい!責任者出てこ~い!」
「…はぁ~、何言ってるの?」
アーサー王は生きている。
設定
アーサー・ペンドラゴン。
本作の主人公。一万年前の王様で、寿命で死んだと思ったら未来に転生していた。
「ごく!ごく!プハ~!ねぇ~ちゃん、酒~」
「あんた、いつまで飲む気なの?こんなに飲んでるけど、ちゃんと払えるんだろうね?」
「払う?金なんて1円もねぇよ」
死んだと思ったら、ある程度若返って未来に飛ばされたんだぞ!いや転生かな?輪廻転生?まあ、どうだっていいや。そんな事を考えてると女の店員の眉がピクピクと動いていた。
「何だよ?ねぇーちゃん怒ってるのか?美人な顔が台無しだぞ」
「あんた、金がないって払わない気?」
「ああ?これから死ぬのに金なんて払えるかよ。ねぇーちゃんビールも追加ね」
「……だったら」
「何?」
「……だったら本当に殺してやるよ!」
「ああ?何言って、ゲハッ!?」
喋っている途中なのに顔面を殴られてそのまま壁まで吹き飛んだ、他の客も俺達を見て固まった。まあ、店員が怒って当たり前か。飲んどいて金を払わないってふざけてる事を言ってるんだからな。でもめちゃくちゃ痛い!?トロールのパンチ並みに痛いぞ!?何お前?人間だよな?しかも女!
「あんた、タダ飲みして生きられると思うなよ?」
「…ご、ごめんなしゃい!」
さっきまで死ぬと決めていたけど、あまりにも恐怖に先程の決意が一瞬にして消えてしまった。彼女は俺の胸ぐらをつかみ、そのまま片手で持ち上げた!?ちょと!俺の体重100キロ近くあるぞ?それを片手で持ち上げるって!?
「謝るなら最初から飲むんじゃないよ?違うかい!?」
「はい!全くその通りでございます!」
「だったら!何をされても文句は言えないよな!?」
「そ、その!…」
俺は思わず助けを求めるように回りに視線を送ったが、皆両手を合わせて拝んでた。待って!俺はまだ死んでないよ!?いや?一回死んだのか?
「歯!食いしばれよ!」
「ぎゃぁぁああああ!!!!」
その悲鳴が町中に聞こえたとか聞こえなかったとか。
設定
アーサー・ペンドラゴン。
本作の主人公。一万年前の王様で、寿命で死んだと思ったら未来に転生していた。
ランドルフ学園
100年前ランドルフ・カイザーが創立した学舎である。今は少なくなった魔道士を育成するために立てられた学園。魔法に才能あるものだけが入学できる。そして同時にこの学園に入学できた、魔道士は将来を約束されていて、ここを卒業と同時に軍に配属される。
二等兵~曹長。
普通の一般人でもなれる階級。
少尉~大将。
軍の学校を卒業しないとなれない階級。
魔道士。
ランドルフ学園を卒業するともらえる特別な階級。
魔法騎士。
魔道士の階級を持ってる人だけが受けれる試験で、そのテストに合格すると魔法騎士と言う階級をもらえる。今は世界に100人もいない。
大魔導師。
そして一番上の階級「大魔導師」世界に3人しかいない人外で、国の軍隊を一人で相手にできると言われている。
魔王。
千年前突如魔界と呼ばれてる異世界からやって来て、世界を侵略しようとしたが、そこに勇者が現れて封印された。
魔族。
魔界に住む種族で、魔王がいない今でも人間と戦争をしている。
種族。
エレフやドワーフ、 ケンタウロス。人間以外にも多数の種族が存在する。
勇者。
千年前に最終決戦で魔王と共に封印。
王器
アーサー王が竜神の死体を使って12の強力な武器を作り出した。それを王器と言う。