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傭兵と小説家  作者: 南海 遊
Part 1. The Soldier and The Novelist.
5/83

〈四〉騎士と殺意と枢機卿

 教会の中には既に多くの受験希望者の姿があったが、空気は妙に強ばって静まりかえっていた。誰もが一様に手渡された冊子を黙読している。今から試験が始まるわけでもあるまいに、生真面目な連中だ。


 俺は一番後ろの端の席、まだ誰も座っていない一角に陣取る。教会の木椅子に腰掛けたことなど、おそらく俺の人生の中で片手で数えられる回数しかないだろう。


 俺が座ってから程なくして、隣に腰を下ろす者があった。目を向けなくても気配で分かる。反射的に顔を歪める俺に、奴の声がかかる。


「迷わず一番後ろの席とは、劣等生の典型だなァ、オイ」

「説明会まで聴くつもりか、てめぇは」


 いい加減うんざりした気分で言うと、ゴルドはカラカラと笑った。


「入り口にあまりにも良い女がいたんでな。誘われちまったんだよ」


 そう言って愉悦に目をぎらつかせるゴルドに、俺は辟易の呟きを漏らす。


「あの女騎士か」

「ああ、知ってるか? 一週間ほど前に皇都から赴任してきた奴さ」

「知らないな。というか、二週間も出張に行ってたんだ、俺が知るわけないだろう」

「有名な騎士だ。第十四士団所属、ヴィリティス・ナイツ士長。『牙持つ獣たち』十頭を相手に無傷で立ち回った凄腕らしい」


 俺の片方の眉が少し上がる。


「もし本当だとしたら、大した剣士だな」

「俺たちとどっちが強いと思う?」


 戯れのようなゴルドの問いを、俺は鼻で笑った。


「二人で三十頭をやったことがあったろ。単純なわり算で俺たちの勝ちだ」

「ああ、たしか俺が十八頭でおまえが十二頭だったか」


 得意げに笑うゴルド。


 細かい数字までいちいち覚えている奴だ。だいたい、あの時は俺が駆けつけた段階で既に奴は最初の五頭を屠っていたのだ。だから実際の数字はそれほどの大差ではない。同時にスタートさえしていれば、と思った所で俺は反論をやめた。それでも十三対十二だった、畜生。


「あの女騎士の赴任は俺たち傭兵組合の代わりってことか」


 俺は苦虫を噛みながら呟いた。


「そういうことだろうなァ。あの女が来たおかげで、イクスラハ配属の士団がまるまる一つ増えたことになる。教会も治安維持に抜かりは無いってわけだ」

「旧皇帝の墓も守れないで、何が治安維持だ」


 悪態をつく俺にゴルドは「違いない」と笑いながら首肯した。


「ところで、だ」


 ゴルドが声のトーンを少し落として切り出す。 


「なんで教会の連中が傭兵組合をぶっ潰したか、その真相を知ってるか、ソード」

「……枢機卿の中央議会へのアピールだろ」


 ヒュウの受け売りをそのまま答える。するとゴルドは少しだけ意外そうな顔をした。


「へぇ、おまえにしては随分とまともな回答だな」


 俺は乾いた笑いを口元に浮かべるしかない。


「だが、そいつは表向きの理由だな。真相はまた別さ」


 ゴルドはにやりと笑い、見透かしたような目をして口開いた。


「教皇庁は北の方の動きに対策してるのさ」

「北?」思わずその単語を復唱する。「アルダナクのことか?」


 アルダナク連邦。


 それはユナリア合衆教皇国の北に位置する軍事国家だ。隣国であるにも関わらずユナリアとの国交は無いに等しく、その内情は常に謎のヴェールに覆われている。


「最近は内乱が激化していて、指導者の交代もあり得るって噂だ。ここ二ヶ月の亡命者の数、知っているか? 軽く小さな村が作れるそうだぜ」


 俺は顎に手を当てて俯き、一考する。


「難民じゃなくて、亡命者、か」


 おそらく大部分は旧体制を追われた権力者たちだろう。


 実は北からイクスラハに逃げ込んでくる人間は珍しいものではない。貧困に飢餓、あるいは徴兵令からの逃亡など、これまでにも多くの難民がユナリアに逃げ込んできた。その中には失脚した軍人や政権者たち、つまり亡命者も少なからず存在する。連邦の内政が不安定であろうことは容易に想像がつく。


「向こうの体制がガタガタなのは自明さ。今までウチとアルダナクは暗黙の不可侵を貫いてきたわけだが、もし指導者が代わればこっちも身の置き方を振り返る必要がある、ってわけだ。ましてや、アルダナクのような軍事大国となるとな」

「それで新体制設立を急いだってのか? 馬鹿馬鹿しい。教会の低脳共は国民の自衛力を奪っているってことに気づくべきだな」

「その低脳共の仲間入りがしたくて、おまえは此処に来ているわけだが」


 押し黙る俺に、ゴルドはくっくっと笑った。


「ま、今回の傭兵騒動は政策云々ではなく、どちらかといえばその内乱の飛び火を恐れたってのが本音じゃないか」

「飛び火? 戦火が国境を越えてくるってのか?」

「頭を使えよ、ソード。亡命者だって金さえあれば傭兵を雇えるんだぜ?」


 ゴルドの言い方に少しむっとしたが、言われて合点がいった。アルダナク人がユナリア人を雇って連邦に攻め行ったらどうなるか。考えるまでもなかった。


「最悪、かなり愉快な喧嘩になるってことか」


 国際問題などというレベルではない、もはや戦争だ。ましてやこの街は比較的国境に近く、アルダナクからの亡命者だって少なからず存在する。その可能性は現実的にあり得ないとは言い難かった。大きな祭典も近い中で、教会もそんなことを引き起こすわけにはいかないだろう。


 大きく諦めの吐息をつき、俺は独り言をもらした。


「国の都合ばかりは、腕っ節じゃ曲げられないな」

「なんだ、もしかしてクーデターを本気で考えていたか?」


 俺は自嘲気味に口の端を歪めてみせる。


「二割ほどな」

「じゃ、八割本気で考えてる俺と組めば、めでたく実行だ」


 めでたくないし、その計算はどう考えてもおかしい。


「なぁ、ソード。本気で考えるなら、今日ほどのクーデター日和は無いぜ」


 意味深なゴルドの台詞に、俺は眉を寄せる。


「なんでだよ」

「この集会には特別ゲストが来てるのさ」

「特別ゲストだ?」

「今に分かる。そら、始まるみたいだぜ」


 ゴルドが顎で指した壇上に、女騎士が上がるのが見えた。先ほどゴルドから教えられた名を思い出す。士長がこの集まりの進行役というわけだ。


 彼女は講堂内を睥睨した後、よく通った声を響かせる。


「諸君、尊き教会騎士団への志望、ありがとう」


 椅子に座る誰もが背もたれから身を離し、その言葉に耳を向けていた。まるで既に試験は始まっているとでも言わんばかりの空気だ。辟易した気分で背もたれに体重を預けているのは俺だけ……だと思っていたら、隣の男がふんぞり返るどころか、両足を前の席の背もたれに乗せていた。


 反射的に俺の背筋が延びる。試験云々以前に、こんな奴と同等に思われるのは不愉快だ。


 端から見れば嫌でも目立つ筈だが、士長はそんなゴルドの不遜な態度など気づいてすらいない様子だ。無視しているのだろう。


「周知の通り、我々教会騎士団は教皇庁所属の公的武力機関である。問われるのは個々人の武芸のみならず、知識、教養、何よりも人間としての道義となる。故にこの度行う選抜試験は強さよりも騎士としての素養を問うものと言ってもいいだろう」


 素養も道義も欠片すら存在しない男がこの空間にいるがな、と俺は内心思って隣を見る。腹立たしいことに、隣の男も俺と同じ目をして視線を送ってきた。糞野郎。


「申し遅れたが、私は第十四士団所属、士長のヴィリティス・ナイツだ。今回の募集人員はすべて第十四士団となるので、諸君らが合格した暁には直属の上官ということになる。宜しく頼む」


 直属の上司が美人というのは悪くない、とくだらない思考をしていた時だった。女騎士のいる壇上、その脇にひっそりと姿を表した人物を見つけて、俺は合点が言った。


 ……なるほど、ゴルドが言っていたのはこういうことか。


「ではこれより、教会騎士団選抜試験の要項説明会を始める。が、その前に」


 女騎士はそこで言葉を区切り、一歩下がってその人物に視線を向けた。


「イクスラハ行政官、ジェームス・マルムスティーン枢機卿より、難関に挑む受験者諸君へ激励のお言葉を頂戴する―――枢機卿、よろしくお願いいたします」


 慇懃な一礼ともに壇上を降りる女騎士長。代わって壇上に上がったのは、金糸で飾り付けられた黒衣を纏う初老の男だ。その服を身につけられる人間はこの街には一人しか存在しない。


 イクスラハ最高権力行使者の行政官にして教皇庁直下の枢機卿。


 ジェームス・マルムスティーン。


 俺も実際に目にするのは初めてだった。


 枢機卿はまるで決まり事のように小さく咳払いを挟んでから、顔全体に微笑を浮かべて口開いた。


「まずは受験者諸君に感謝の言葉を。このたびは栄光と矜持ある我が教会騎士団を志してくれてありがとう」


 その口調は穏やかで、目を緩やかに細めた表情には余裕と自信が満ちあふれている。それらは、人の上に立つ者がより多くの人間を魅了する為に研ぎ澄ます、彼らの唯一にして最強の武器だ。


「私たちには君たちの力が必要です。独立から九十年を迎えたとあっても、この国は未だ国際的な力を得たわけではありません。今度の未来を考えていく上で、諸外国と対等に渡り合っていく為には国防力の強化が必須です。そしてそれを担うのは、騎士団となり剣を取る未来の君たちなのです」


 まるで教科書の文言をなぞるかのように、澱みのない口調で枢機卿は告げる。


「騎士団選抜試験は我らが教皇庁の入庁試験の中でも難関とされる狭き門。ですが、どうか諸君の持てる限りの力をぶつけていただきたい。見事、その門を突破した暁には諸君の胸に矜持を、そして諸君の未来に理想を与えることを約束しましょう」


 傭兵稼業をしていた時、俺はこんな喋り方をする連中にごまんと出会ってきた。ある時は依頼主として、ある時は護衛対象として。その中で俺が学んだことは、そういう連中に対しては絶対に心を許してはいけないということだ。その口調と笑みを薄皮一枚を隔てた先には、膨大な策略と野心が隠れていることを、俺は経験から知っている。


 だがもちろん、それを知っているのは俺だけではない。


 周囲を見渡してみる。席に着く連中の中には、その表情に猜疑心を宿す者の姿がちらほらとあった。その誰もが、俺がかつて見慣れた連中だった。


 枢機卿はそこで一旦言葉を区切り、講堂内を見渡す沈黙を挟んだ。


「―――ところで、諸君は地獄とは何だと思いますか?」


 唐突に、枢機卿はそう言った。脈絡の無い話の展開に、俺を含む多くの人間が少し面食らっていた。地獄?


「つらつらと考えるに、私はそれは理想を知らぬことだと思うのです。目指すべき場所も、自分が此処まで来た理由も分からず、ただ呆然と風の吹きすさぶ荒野に立ち尽くすこと……それこそが地獄であると」


 そう語る枢機卿の口調は、先ほどよりも穏やかさが少し欠けていた。瞳の奥には微かに熱量が伺える。


「こんなことを口にするのは、或いは私は聖職者として失格なのかもしれません。ですが、今この場にいるほとんどは、既に現実と綺麗事の違いを少なからず理解された方々の筈だ。ならば私も、それに応えるのが道理でしょう」


 俯いて一呼吸分の間を置いてから、枢機卿は再び顔を上げた。その目には鋭い冴えがあった。


「諸君、理想を抱きなさい。その理想を追いなさい。そしてその理想を叶えなさい。時には傷つくこともあるでしょうし、時には他人を傷つけることだってあるでしょう。あなたが誰か傷つけてしまったときは懺悔をなさい。あなた自身が傷つけられたときは教会に来なさい。傷つけた者と傷つけられた者たちの為にこそ、我ら教会はあるのです」


 講堂の中には、いつの間にか先ほどよりも重い緊張感が漂う。


「私は何も、人としての道を排せと申し上げているのではありません。自らの理想の為に他人を蹴落とせと進言しているのでもありません。倫理と共に理想を持てと、此処にいる諸君に伝えたいのです。言うまでもなくそれは茨の道です。二つの理念に板挟みにされ、時には片方を見失うこともあるでしょう。疲弊し、憔悴し、絶望することもあるでしょう。ですが、その茨の道の先には必ずや花が咲くのです」


 枢機卿はそこでわずかに目を伏せた。表情には微かな翳りが宿る。


「……正直なお話をすれば、拙い私はこれまで多くの人間を傷つけ、理想を追って参りました。それは懺悔の道だったと言っても過言ではありません。どれだけ懺悔をしても、私を許さない人間だっているでしょう。ならば私がその報いとして出来る最大限の真摯な行動とは、そうまでして追い求めてきた自らの理想を叶えることだと思うのです」


 そしてまた、彼は講堂内のすべての人間を見渡す。その場にいるすべての人間に訴えかけるかのように。


「故に私は何度でも言います。これまでの歩みに意味を与えたいのならば、理想を掲げよ、と」


 枢機卿はわずかに語気を強め、壇上で拳を作る。


 着席する者たちの顔からは、いつの間にか疑惑の色が消えている。枢機卿の言葉には、少なくともそれだけの説得力があった。それは間違いなく綺麗事ではなく、真実の重みを宿す言葉だった。


 俺は改めて壇上の男を認識する。法衣を脱いでさえしまえば印象すら残らないであろう、凡庸な顔立ちをした中年男性。しかしその男は間違いなく教皇庁の上層部にまで昇り詰めた人物だ。この俺でさえも、しばらくその話術に呑み込まれてしまった。


 俺をいつもの立ち位置に引き戻したのは、脳裏を過ぎった微かな疑惑だった。


 ……仮にその言葉と立ち振る舞いに本心など欠片も無く、そのすべてが演技だったのだとしたら。


 そう考えて俺は少しぞっとする。奴の懐の奥に潜む刃が、まるで読めない。


 言葉の余韻を屋内に十分に満たすだけの静寂を挟んでから、枢機卿は最初のような温和さを表情に宿した。


「稚拙な話で誠に申し訳ありませんが、これをもって諸君等への激励の言葉とさせていただきます。改めて、今回の騎士団への志望に感謝いたします。諸君の健闘を」


 そう穏やかに言って、マルムスティーン枢機卿は小さく一礼をした。途端、拍手が起こる。先ほどの演説を鑑みれば当然のように思えた。壇上を降りる後ろ姿を見ながら、元傭兵たちの中には易々とこいつに懐柔されてしまう連中もいるかもしれないな、と俺は内心で辟易した。


 ―――そのときだった。



 刹那、首筋に刃を突きつけられたような錯覚を覚える。



 合わせて、拍手の音が途切れた。

 何か明確なきっかけがあったわけではない。

 ただ、その場にいたすべての人間たちが感じ取ったのだ。



 ……その空間すべてを一瞬にして呑み込んだ、

 強烈で明確な『殺意』を。



 俺は咄嗟に傍らの男を振り向く。

 その男、ゴルドは瞳に猛禽の輝きを宿しながら、口元に笑みを浮かべていた。


 ゴルドが放った殺気はほんの一瞬だった。俺が奴の身体に肘をぶつけた頃には、その殺気は霧散していた。ざわざわとしたどよめきが室内に起こり、その場にいた人間の誰もが困惑しながら周囲を見回し始める。


「……何してんだ……!」


 顔を寄せ、俺はゴルドに問いつめる。対して、ゴルドはいつも通りへらへらと笑いながら答えた。


「あ? 俺が何かしたか? 静粛にありがたい演説を聴いてただけだぜ?」


 何が静粛に、だ。あれは獲物の首を掻き斬る寸前と変わりないほどの殺気だった。あれがあと一瞬でも続いていれば、ゴルドは席を蹴って枢機卿に肉迫し、その首を斬り落としていただろう。


 殺意は鉄剣のように、抜いて容易く鞘に納められるようなものではない。そんな馬鹿げた真似が出来るとすれば、日常的に殺意と接している狂人だけだ。


「……何を焦ってんだよ、ソード。ちょっとした戯れじゃねぇか。見ろよ、誰も気づいちゃいねぇよ」


 ゴルドが心底楽しげに言う。参加者たちの多くは、自分たちの拍手を止めたものがいったい何だったのか理解できない、そんな顔を浮かべていた。あまりにも強大すぎて、よほどの熟練者でもなければその殺気の出所までは分からなかっただろう。或いは俺のように、奴の殺気に慣れ親しんでしまっている不幸な人間でもない限りは。


「正気か、てめぇ……」


 相手は一国の重鎮だ。下手をすれば刑罰だけでは済まされない。


 だが、ゴルドは邪悪に口元をゆがめる。


「俺にそれを問うおまえこそ、正気か?」


 俺は言葉を失うしかない。狂ってやがる。


 俺は恐る恐る壇上に視線を向ける。ざわつく講堂内で、しかしマルムスティーン卿は特に気にした風でもなく悠然と参加者たちを見渡していた。まるで命を狙われることが日常茶飯事であるかのようだ。その立ち振る舞いに、俺は素直に感心してしまった。


 受験者たちのざわつきの中、女士長の一喝が響いた。


「静粛に!」


 水を打ったかのように静まりかえる室内。それを確認してから壇上に上がり、彼女は口開いた。


「卿の御前である。私語は慎むように。それから……」


 士長の視線が講堂内を見渡す。それが俺たちのいる辺りに止まったとき、まるで射抜くような強烈な怒気を放った。しかしそれは一瞬だ。全員の顔を確認し終えてから、彼女は言った。


「如何なる刃であっても悪戯に抜くのは控えられよ。さもなくば……次の瞬間にはその首が飛ぶぞ」


 この女、気づいてやがる。


 横を見ると、ゴルドが笑いをかみ殺しながら、心底楽しそうに腹を抱えていた。


「……最高だぜ、あの女。なあ、そう思わないか、ソード」


 俺は何も答えず、ただ暗鬱なため息をついた。


 その後、肝心の試験要項の説明が始まったが、正直、ほとんど頭には入らなかった。


 隣人のせいで俺まで目を付けられていないか、気が気ではなかったからだ。


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