表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

プロローグ

中学生の頃に友人と描いていたリレー漫画が元ネタなので、書いているとイラストを描きたくなってきます。

絵もストーリーもめちゃくちゃだったけど当時は楽しくて、大学ノートを20冊は消費したかと思います(笑)

今でも友人とはキャラクターを引用してオリジナル作品を作りあって楽しんでいます。

時間はかかりますがじわじわ話を進めていこうと思っているので、長い目で生温かく覗いていっていただければ幸いです。

感想等あれば絶賛でも罵倒でもやる気が出ますのでどうぞよろしくおねがいします。

挿絵(By みてみん)

『……ソノ血肉、我ニ寄越セ……』

ユラリ、と実体のないナニカが揺れる。

そのナニカに対峙する人影。

「嫌……」

俯く純白髪の少女は、か細い声でこたえる。

ゆっくりと顏を上げ、揺れる赤いナニカに向かい叫んだ。

「嫌よ!」

『寄越セ!』

途端、もの凄い速さで赤い腕が少女に伸びた。が、その腕は少女に届くことなく、バチッ、という嫌な音と共に弾けた。

「嫌がってんだろ?」

少女とナニカの間に立ち塞がる少年がいた。

少女とよく似たその少年は、銃に見立てた右手をナニカに向ける。

「女の子には優しくしないと……」

少女とは真逆の漆黒の髪を揺らし

「モテないよ?」

おどけたようにそう言った。

『フザケルナアアァアァァァ!』

激昂したナニカは次々に攻撃を繰り出す。

少年はじりじりと後退しつつも、その全ての攻撃を両手で弾いた。

一際速い、鞭のようにしなる腕が伸び、紙一重でそれを躱す。

躱された赤い腕は、そのまま少女へと向かった。


____刹那、少女は一枚の札を手にし、小さく呟いた。

【召喚___】

少女の持つ札が、透明な光に包まれシルエットが変わっていく。

【__閃守(センス)!】

少女が扇型の武器を振るい、その一閃で赤い腕が弾き飛んだ。

『ギャアアアァアアァアァァァアァァアアァッァアアァ!』

赤色がゆらゆらと激しく揺れ、耳を劈くような悲鳴が上がる。

「お願い!」

「はいよ~っと」

少女が新たな札を投げ、少年は軽い調子で受け取ると構えた。

瞬間、少年の手の中が輝き、札は小瓶のそれへと形を変える。

召喚___吸引瓶(ピクルスにしてやるぜ)!】

少年が叫び、小瓶のコルクを抜くと、赤い弾けた欠片と揺れる躰が吸い込まれた。



〚  封印!  〛



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ