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転生後:日常2

「リィイイィイィナァ!!」

窓を開ければ変態が叫んできた。



兄1ことエンディア・アメリア。確か…19歳?

ロリコンの変態。



「…いくら家が広くても馬鹿でか…いえ。


大きい声で叫ばれては迷惑だという事はお分かりでしょうか?

ましてやお庭から叫ばれるなんてどうかしてますわ」

…コレで美形とか天才とか…嘘であってほしいな。


そう思いつつ冷たい目で変態を見た。


「リーナが、リーナがぁ!」

何アレ。怖い。歓喜してる。

私、世の中で一番怖いのってドMだと思うんだ。


「…」

…何か投げても良いものないかな?


私の部屋、2階で庭の正面だから当てやすいし。


…まぁアレでも"理想の紳士"なんていう

厨二病的あだ名がついてるから

物を投げたら跡形もなく切り刻まれるけどね!


「ゲフッ?!!」

…あれ?まだ私は何もやってないのに変態が倒されてる。


よく見ると変態を足蹴にする2人の人がいた。


「ケッ。隙が在りましたね、ディア兄さん」

「ギャハハハハw」


…あぁ。

セリフ順に兄2(敬語)と兄3(大爆笑中)。


兄2…ディアル・アメリア。 16歳

兄3…フェディ・アメリア。 16歳


お察しの通り双子です。

両方共性格は極悪人という最悪の双子。


で、悪戯好き。


ただ変態にのみ悪戯をするから私たちに被害はない。


「リーナ、どうかしました?」

「リーナ、どうかしたのか?」


…時々漫画のようにセリフが揃う。

やっぱり双子ってシンクロしているんだろうか?


「…いえ。何もありませんわ。

ディアル兄様、フェディ兄様。」


「ふぅん?」

「コレ(エンディア)は引き取ってくぜ?」


「お好きにどうぞ。全く必要ありませんので。」

…御愁傷様デス。


その時私の部屋のドアが突然開いた。

「リーナお姉ちゃん、見てぇ!」

…可愛い…。


「どうしたの?」

しゃがんで目線を合わせて聞けば、天使の様な笑顔でこう言った。

「お花もらったからお姉ちゃんにあげるね!」


この天使が私の弟ことルディ・アメリア。


「まあ。ありがとう。」

私の唯一の癒し。

こんな極悪女風化粧でも懐いてくれてる良い子なんです。


窓の外に視線を戻せば、予想だにしない人が歩いていた。


…何でいるの?

一体誰が来た…?

主人公の家族は美形多しwww

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