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転生後:日常1

…はぁ。


「どうかなさいましたか?ため息など。リーナお嬢様」

鏡の前で髪を結いながらティアが言った。


「何も…、いえ。何でわかったのかしら?ティア」

これでも一応表情筋は動かさない様に努力したのだけれど。


紹介しましょう。

彼女は私の侍女、ティア。

昔(5歳)からお世話してくれてる。


私よりも…2歳年上、ぐらいではないかと思う。

本人は何も言ってくれないのだけど。


「…リーナお嬢様の本心など、誰も見透かしてはございません。」

髪を結い終わった様なので立ち上がり、ソファに移動する。


…完璧に見透かしてるよね。

そんな気しかしないし。

「あら、そう?

…簡単に見透かされる様な顔と性格ではないのだけれど。」

私の前で紅茶を注ぐティアを見る。


…ティアって主人公格とかの周りにいそうな侍女だと思う。

何で私なんかの侍女になっているんだろう。


「10年も仕えさせて頂きましたから。

それに美人は大抵馬k…中身が空っぽですからね。

私の主には相応しくないと判断しました。

私の主はこれからもリーナ様だけでございますわ。」


…会話が通じて、る…?


「ティアには感謝しているわよ?

私の望みはどんな事でも叶えてくれるし。」


ティアにできない事はなさそう。


ティアの注いだ紅茶を飲む。

…うん、いつも通り美味しい。


「…内心、不満はありますわ。

頭、容姿…完璧に私の理想の主ですのに

悪女として名を馳せる事が目標だなんて…。」

まあ…それは事情があるからね。



「…美人と同じで美形も頭が軽い方ばかりなのよ。

美形なんて消えてしまえばいいのではないかしら?」


そう言えばティアが私に返してきた。

「リーナお嬢様、いけませんわ。そんな言葉で罵っては。

罵るなら徹底的に叩き潰しませんと仕返しされます。」

私はティアの仕返しが一番恐ろしいと思うけどね。


しばらくすると私の部屋にある時計が鳴った。

「…それではいつも通り失礼いたします。

何か用事がございましたらお呼び下さいませ。」

そう言ってティアは扉の向こうに消えた。



じゃあ…いつも通りに何かやろうかな?

私はソファから立ち上がった。



登場人物紹介

ティア・シエン

年齢:17歳(推定)


性別:女


職業:専属侍女


性格:忠誠心の強いタイプ。

頼りになる。

美人、だけど性格が残念。

なのでよく参考にさせてもらってる。


結論:…何だかんだ言ってもティアは仕事できて、信頼できる。

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