25話:「最終章」新天皇即位と2020年の期待と不安
メルケル氏は05年に首相に就任しギリシャ財政危機への対応や15年の欧州難民危機で難民受け入れに積極姿勢を示すなど指導力を発揮。一方、欧州では反難民を掲げるポピュリスト政党が台頭、メルケル氏の寛容政策は国内外で反発を招き、求心力も低下した。
昨年9月の総選挙では議席数を大きく減らし、半年間の交渉の末に中道左派・社会民主党との連立で第4次政権を発足させた。2018年の秋の一斉テストで重一の神奈川県立翠嵐高校の合格確率75%。平沼高校が80%を越えた。
そこで、重一は、確実な平沼高校を受験することを選択して両親も賛成した。やがて、2019年があけた。平沼高校を2月に受験し、重一は、見事、合格した。合格祝いに、祖父の敦夫が、新しいスマートフォン、アイフォン最新型を買ってあげた。
天皇陛下は2019年5月1日に即位され、令和の時代が始まった。上皇さまは4月30日に退位し、30年余り続いた平成は幕を閉じた。天皇の退位は約200年ぶり。象徴天皇制を定めた現憲法下では2人目の即位で、戦後生まれの天皇が誕生。
改元に先立ち、菅義偉官房長官が4月1日に新元号は令和と発表した。陛下は5月1日の「即位後朝見の儀」で「国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」と決意を述べた。
10月22日の「即位礼正殿の儀」には191の国や機関などの代表らが参列。11月10日の「祝賀御列の儀」では、皇后さまとオープンカーでパレードし、沿道に12万人近くが集まった。同14~15日には皇居・東御苑の大嘗宮で、天皇が一世に一度行う「大嘗祭」に臨んだ。
2019年9月9日に台風15号が千葉市付近に上陸し、同市中央区で57.5メートルの最大瞬間風速を観測するなど風が吹き荒れた。千葉県内で約2000本の電柱が損壊したほか、送電用の鉄塔2本が倒壊するなどし、最大約93万戸で停電が発生。
解消に約2週間を要し、市民生活に大きな影響が出た。10月12日には台風19号が静岡県に上陸した後、関東地方を縦断し、気象庁は13都県に大雨特別警報を発表した。関東甲信と東北を中心に記録的大雨に見舞われ、河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ。
死者は90人を超え、住宅被害は約9万戸に上った。長野市では千曲川の堤防が決壊し、大規模な浸水被害が発生。避難者数は一時約6000人に上ったほか、車両センターに止めていた北陸新幹線の10編成120両が水に漬かった。
2019年10月1日、安倍政権は消費税を10%に引き上げた。2014年4月に5%から8%になった後2度延期されており、増税は5年半ぶり。消費税率は平成元年の1989年に3%でスタートし、30年後の令和元年に2桁に達した。
酒類・外食を除く飲食料品や宅配の新聞を8%のまま据え置く軽減税率など、国民の負担増を和らげて景気が失速しないようにする対策も増税と同時に導入した。現金を使わないキャッシュレス決済で最大5%を戻すポイント還元事業もその一つだが、いずれも分かりにくく複雑だ。
さらに増税による税収増の一部を新たに幼児教育・保育の無償化などに充てることにしたため、増税の目的だった国の借金抑制に回す分が減少。財政黒字化の目標時期は25年度となり、5年間先送りされた。
日韓関係が悪化、打開糸口探る。第2次大戦中の元徴用工への賠償を日本企業に命じた2018年10月の韓国最高裁判決を機に韓関係は急速に悪化した。「完全かつ最終的な解決」を明記した1965年の日韓請求権協定の順守を求める日本に対し、韓国は司法判断を尊重する姿勢を堅持。
日本が今年7月、韓国向け輸出の管理厳格化措置を発動すると、韓国は8月、軍事情報包括保護協定の破棄を通告し、日韓関係は過去最悪となった。ただ、11月のGSOMIA失効目前、共通の同盟国である米国の仲介で韓国は破棄方針を撤回。
その後、懸案の元徴用工問題をめぐり韓国内で基金創設による解決案が浮上。互いに打開の糸口を探り始めてたが膠着状態に留まった。アメリカと中国、韓国、イラクなどの経済問題やアメリカのTPP、パリ協定離脱、イギリスのEU離脱の決定。
このような不安要素を科掛けながら、世界の株式市場とりわけアメリカの株価はダウ、ナスダックSP500とも、そろって最高値更新した。この背景には、世界の巨大な投資集団がアメリカ株を買っている背景がある。
具体的には、1位、日本の年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」が1.2兆ドル。2位、政府年金基金「ノルウェー」が8931億ドル。3位、連邦退職貯蓄「米国」4856億ドル。4位は、韓国国民年金公団4622億ドル、5位は、ABP「オランダ」4043億ドル。
6位、中国国家社会保障基金「中国」3487億ドル。7位、カリフォルニア州職員退職年金基金「米国」3066億ドルがトップ7である。これからわかるのは、飛び抜けてるのは、日本の年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」の1.2兆ドル。
政府年金基金「ノルウェー」が8931億ドル、米国の2つの年金グループの7922億ドルである。世界中で運用難で、安全な国の株投資に集中している。裏を返せば、いわば、金余りバブルとも言える。
これが、ひとたび値下がりして、コンピュータが一斉に売りを出したらと考えると怖いものがある。そのキーポイントとなるのは、2020年の夏の東京オリンピックであろう。
オリンピック終了後に、何かのきっかけで、歯車が逆回転しないことを臨むだけである。2020年、悪い事が起こらないで欲しいと祈るだけだ。そうして、2020年が、明けたが、予想どおり、うまい具合に、時代は、動かなかった。【完結】




