19話:MM21マンション購入とクルーズ
そこで、柳生敦夫が、女房とも相談してみますと答えた。後日、奥さんの梅子さんに聞くと、もしお金があれば、是非、みなとみらいのタワーマンションに住みたいわと言われた。
これで、投資で成功して金が入ったら、一番先に、みなとみらいのタワーマンションを買うと、女房と母に告げた。やがて2012年が終わり2013年を迎えた。この年も、毎月、1、2回、横浜観光に出かけた。
特に、5、6月のバラのシーズンの山下公園と港の見える丘公園のバラの庭園は見事で多くの写真を撮って来た。それを見るたび、この近くに住みたいわねと言うのが母の口癖になった。
今年も、夏は、暑くて、エアコンの下で、じっと涼しくなるのを待ち続け、10月になり、再び、横浜の港を見に出かけるようにいなった。そんな、2013年11月に、金「ゴールド」が上昇してると東京の金を預かってもらっている会社から電話が入った。
そして金「ゴールド」を、売った方が良いと言われ、100kgを売ると1g5000円で売れ税引き後利益が4億円となった。これで柳生敏夫と敦夫の奥さんの資産合計が5億円ずつになった。
その話をすると、敦夫、みなとみらいのタワーマンション購入のために電話してと言われた。そして、事情を話し、3LDKで海が見えて、26階以上のMMタワーズイーストを探して欲しいと伝えた。
値段は2~3億円と言われ了解した。その後、2014年3月、2.3億円で3LDKの91平米の海の見える部屋が売りに出たと連絡が入った。
早速、売りに出された部屋を見に行くと景色が良く良かったが、現状のままだった。
そこで母が、汚れてますが、このまま引き継ぐのと不動産会社の人に聞くと、もちろん売主様が現れた後、現在の持ち主に原状回復していただきますので大丈夫ですと言われた。
海が見えるのに、一番感動したようで、母は、大喜びしていた。ここなら、友人達も呼べるねと、はしゃいでいた。2週間後、再度、前入居者が去った後の部屋を見せてもらい、母も了解してくれ正式契約を結んだ。
そして八王子の大きな家を売りに出した。引っ越しする際に、大きな荷物を晴らして極力、荷物を少なくした。実家の方は、両親の住まいと敦夫の住まいを別々の別件として、2つの物件として、それぞれ1億円、合計2億円で売り出した。
敷地は150坪以上がり決して高い物件ではなかった。2014年4月、2軒が売れたと連絡が入った。この頃は、母は、友達と一緒に、みなとみらい、山下公園、元町、中華街と散歩、買い物、食事と遊び回っていた。
高齢の婦人は旦那さんを亡くして、老ける人と若返る人に別れるそうだが、うちの母は、間違いなく、後者に入ると、敦夫は思った。そして、母の健康を気遣い、毎年、検診を受けるようにして、健康に留意した。
資産の管理を敦夫が任され、現在8億円の資産となった。横浜港から出る、クルーズ船に乗ってみたいと言われて、敦夫夫妻と3人で、クルーズ旅行を予約した。4月14日、月曜に横浜港を出港し4月15日火曜に名古屋。
4月16日水曜日に大阪、18日金曜に那覇、19日土曜に台湾の基隆、22日、火曜に横浜港に帰って来る予定。クルーズ船はダイヤモンド・プリンセスというイギリス船籍でアメリカのクルーズ会社の日本支社が運航する115875トンのクルーズ船。
この大型クルーズ船は、2004年に三菱長崎造船所で造られ、その後日本クルーズ向けに改装された客船で、日本で造られた客船としては3番目に大きい客船です。船の長さは290mもあり、やはり大きい。
客室の72%はオーシャンビューで、私達の客室は後の方に6隻並んでいる中の一番先頭のボートの2層上のあたり。海が穏やかだったこともあり、私たちの客室は中央部なので殆ど 揺れを感じませんでした。
乗客定員2700人余りでしたが、広いビュッフェの他無料「クルーズ費用に含まれている」レストランも5ヵ所あり、混みあっている感じは、あまりなかった。
船尾の上の方「14階」に旗「英国の船舶旗」が揚がっている所がビュッフェのオープンデッキで、毎朝船の航跡を眺めながらここで朝食を食べていました。エレベーターは船首側・中央部・船尾側にそれぞれ4基ずつある。




