表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/19

希望のスタンプ

「なぁ、ヨクイさん、あんなこと言って、大丈夫なのか?」

雪道を行くテロリンとヨクイさん。テロリンは、やはり心配そう。でも、

「大丈夫だよ。きっと、うまくいくよ……!みんなで力を合わせれば、きっとできるよ!」

「そうは言ってもだな……。」

「いいから。付いて来て。」

真っ白い息を機関車の様に、これでもかと吐き出しながら、雪をものともせずにザクッ、ザクッ、と力強く進むヨクイさん。

「今、あの子たちに必要なのは、サンタでも、プレゼントでもなくて……きっと、希望だから……!」

ヨクイさんの、その足取り以上に力強い言葉。テロリンも、もうさっきまでの様な弱音を言いません。

「……ヨシ……!ヨクイさんが言うなら……。」

真っ白い絨毯の様な大地に、足跡が2列。

「そうだな……ヨクイさんの言う通り、きっとうまくいくな……!」

「ウン!」

雪景色に並んで押されるスタンプは、ズンズンと延びて行きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ