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魔法使いの森  作者: 小野小町
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水の魔法アクア

 傷も痛みもすっかり良くなった、リリアナは又飛行練習に励んだ。

 最初は集中していないとすぐにフラフラした飛行になっていたのが、素の状態で少し楽に飛べるようになってきた。

 リリアナは、何て空を飛ぶのって楽しいのかしら

 と思った。

 ブロッケンの森の小さな丘も悠々と越え、

 鳥達もリリアナに近づいてきたりした。

 メアリーが大きな声でリリアナを呼んでいる。

「リリアナ!戻っておいで」

 リリアナは集中してスピードを出した。スピードを上げる時や、急上昇、急降下する時には、より、魔力と集中力を使う。

 リリアナはメアリーの居る場所に戻ると、

「大分飛べるようになったわ。メアリー

 スピードも出せるようになったの」と得意気に言った。

 メアリーは「良く頑張ったね、リリアナ。

 これで後は回数こなせば飛ぶのは何ら問題ない」と言った。

 それにしてもこの数時間でここまでやるとは、この子はひょっとすると……凄い魔法使いになるかもしれんな。とメアリーは思った。


 飛行練習が終わった頃、夕方になってきた。

 まだ辺りは明るいが賑やかな物音が響き始めた。

 祭りの準備が進んでいるようだ。

 メアリーは「これから、魔法の基礎を教えるよ。いいかい、ここに集めた物をよく見てごらん」

 と言った。

 そこには、コップに入った水、枯れ葉の山、木の枝、があった。

 これをどうするのかしら。とリリアナは思った。

 メアリーは「これからするのを見てごらん」と言うと、

 コップの入った水に向かって杖をかざすと

「スプラッシュ」と言うと水がコップから飛び出し、槍のように飛んでいく。

 コップの中は空になった。

 その後、「アクア」と言うと再びコップの中に水がなみなみと入った。

「アイシング」といいながら、リリアナの腕を触るとリリアナの手がひんやりした。

「凄いわ!」とリリアナは興奮気味に言った。

「これが水の魔法の基礎じゃ。

 冷やしたり、水を作ったり、基本は生活に便利な程度。少し応用したらこうなる」

「スプラッシュ、ブリザド!!」と言うと、カチンコチンに凍った氷の矢になった。

「応用すれば攻撃魔法となる。使い方を間違えてはいけないのじゃ。」

 リリアナは早速、水の魔法の習得に取り掛かった。

 まずは、コップの中に水を貯める「アクア」から。

「どうやればいいの?メアリー」

 メアリーは「杖をかざして、水がコップの中になみなみと入ってるのを想像しながら杖に気持ちを集中するんじゃ」と言った。

 リリアナは「アクア!」と何度もいいながら杖をかざす。

 しかし水滴がポツポツ付着する程度。

「滝の水を思い浮かびてごらん、リリアナ。沢山の滝の水がコップに入るのを想像しながらやるんだよ」


 言われた通りにやると、

 コップが「パリンッ」と割れた。

 なんと!

 激しく水が湧いて勢いで割れてしまったではないか。

「出来たわ!凄い。水がこんなに沢山!」

 リリアナは水の魔法、「アクア」を習得した。









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