6話 少女?
その夜、有人は自分の叫び声で目を覚ました。嫌な夢だった。それは幾度となく有人を襲い、その度に目を覚ました。
翌朝、彼は一抹の不安を胸に再び真尋に会うべく修練場を訪れる。
しかし、そこには真尋の姿はなく、代わりに恐ろしいぐらいの静寂が佇んでいた。
───人が…人がいない。普段なら多くの人で賑わう修練場が。記録を見ても昨日で終わっている。何が。いったい何があった…?
背後から、若い女性の声が聞こえた。
「やっと来たね…有人。今日もお手合わせお願いね。」
振り向くと、そこには真尋…いや、真尋に似た“何か”がいた。魔気は変わり果て、まるで魔物のようになっていた。恐らくはあの闇属性魔法の副作用だろう。彼女に似た魔物は躊躇いもなくフィールドを選ぶ。
『転送 を 開始 します 。 フィールド は sjmw'leeeeeeeeeeeeeeeee…』
システムが崩壊する。見たこともない…いや、見たことはあるが…初めて見るフィールドだ。全てのフィールドの特徴を全て混ぜこぜにした様な気持ちの悪いフィールドだ。
『では バトrrrrrrrrrrr スttttttttttttt…』
いきなり真尋は突っ込んでくる。予想はしていた。避けれる。そう確信した時、彼女のスピードがあがった。
───しまった。
避けきれずに攻撃を食らう。片脚が吹き飛ぶ。着地地点には運悪く発動していた氷柱が出来ている。
「“破壊”!」
氷柱にヒビが入る。しかし、割れる前に落下した。何とか体勢を変え、致命傷は免れた。しかし、両脚共に再起不能になってしまった。
「残念ね。」
真尋は余裕の笑みを持って止めを刺そうとする。物凄い量の魔力を凝縮している。
「それはどうかな。」
切断された脚から氷柱を生やす。
「“氷”“作成”」
形を変え、擬似的な脚を作る。真尋の驚く顔を見て、予想外であった事を察知する。それもそうだ。昨日、調べている時に(漫画を読んで)見つけた偶然の策だからだ。そう、週刊少年ホップのバックナンバーにあった、スペーストリガーという漫画に出てきた黄猫藍が使っていた策だ。
「それがどうしたって言うの!“闇”“黒穴玉”!」
真尋は先程貯めていた魔力の塊を投げつけてきた。思ったより───速い。
「“氷”!“氷柱機関銃 ”!」
黒穴玉は際限なく氷柱を吸い込んでいく。弾の供給が追い付かない。魔力に魔力をぶつけ、相殺しようと試みたのだが。
仕方なく回避する。予想通り、回避した方向に真尋がいる。そのまま真尋めがけて撃ち続ける。
勉強疲れた_( _´・-・)_ぺたぁ
って感じの6話です
やばいやばいストックなくなってきた新しいの書く時間ガガガ
マシンガンの前に“=”入れたかった(´・ω・`)