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悪運少年と闇堕少女  作者: 試作2号機
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12話 引き金

 無事、豚人達は引き取られ、新たな被災地へと向かう。

 最近、魔物の襲撃頻度が明らかに増えている。一部の頭が働きすぎる人は「魔族だ!魔族が人間を滅ぼそうとしているのだ!」などと騒ぎ出し、スレやTvvitter等を騒がしている。

 そしてついに、テレビでさえもそれを取り上げるようになってしまった。しかし、明らかに異常な速さで取り扱った番組やコーナーは消えていく。ヒルキシャ、ビックリ、トクヤネ、ドコ調など、有名所ほど消されるスピードは早かった。しかし、このことにより、余計に魔族のせいである、というものが広まっていった。

 その情報はもちろん間違いなのだが、現に魔族も襲撃に加担している節はある。変異種などの通常ならば発生しないはずの種類がそうである。しかし、自分らより弱い(・・・・・・・)と人間を卑下している彼らにとって、人間には直接攻撃するまでもないのだ。しかし、襲撃の激化を自分たちのせいだと、濡れ衣を着せられた魔族らは、その高いプライドに傷を負わせた…とものすごく怒っている。それでも魔族は賢いもので、怒髪天を衝くように怒り狂った魔族が攻撃を仕掛け、そして襲いかかった彼が返り討ちに遭ったという事案を除き、大して何もしていない。迎撃した人はこう語っている。

 「魔族に逆らうべきではない。10人がかりでやっと撃退できたんだ。こちらに死者が出ていないのは彼が我に帰った時に少しの回復呪法をかけてくれたからだ。彼らを魔物と一纏めにしてはいけない。きちんとした理性を持ち、人間よりも賢い。それ相応にプライドも高いようだが。」

 「彼らが魔物を扇動しているとは考えにくい。いや、考えられない。彼らほど魔法や呪法に理解が深い種族(もの)はいないし、彼らの歴史の中では魔族がある宗教一派に魔法を教え、その後秘密裏に使用者を増やして悪事に走るようになったのは人間だ、とあるみたいだ。」

 「あぁ。その通りだ。こればかりは否定出来ねぇ。さらに濡れ衣を着せられて彼らの(はらわた)は煮えくり返っているそうだ。」

 しかも、その話をしたのはギルドのトップグループの中でも三本の指に入る猛者たちだった。

 そうして人間の中に魔物の襲来を活性化させている奴がいるのではないかという話が持ち上がる。しかし、その話題はすぐに消えた。そう。次の日(・・・)には無かったことになっていたのだ。数人覚えていたようだか、周りからすれば何を言っているんだこいつはという状態であるから、すぐに沈静化した。しかし、その数人こそが未来を狂わす歯車であることは未だ誰もわからない。

雨やばいですね…

地震とかなんか色々やばそうですが

とりあえず更新しときます!

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