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整形をしてる私に向かって彼は、”凄くキレイ“って言ってくれるけど本当の私は実はそうじゃない!

作者: 七瀬





”整形をしてる私に向かって彼は、”凄くキレイ“って言ってくれるけど

本当の私は実はそうじゃない!“





昔の私は凄く”ブス“だった。

今も昔の私の写真を見ると私は直ぐに吐き気がする。

”私は昔の自分が凄く嫌いだ!“

ブスだった私は学校でもイジメられていて途中から学校に

行かなくなった。

親はそんな私の気持ちを全く知らなかったからビックリしていた

みたいだったけど? 無理に私を学校には行かせなかった。

そのおかげもあって私は家に引き籠り好きな漫画や好きな事をして

毎日自分の部屋で過ごしていた。

私をイジメていた子達も私が学校に行かなくなった事でそれ以上、

私にしつこくする事もなかった。

ただ私は学校でイジメられたことで、”自分の外見に全く自信を持て

なくなった。“

それからは一人で外に出るのが怖くなる。

また自分がブスだから、そんな私を見てイジメられるんじゃないかと

何時もビクビクするようになった。

私が外に出る時は、”3つ下の妹と一緒じゃないともう一人で外に出る

事も出来なくなる。“



『ねえお姉ちゃん? なんで何時も外に出る時ワタシも一緒なの?』

『えぇ!? べ、別にいいじゃん! 一人より二人の方が楽しいし!』

『お姉ちゃんさーもう学校には行かないの?』

『えぇ!? なんでそんな事、聞くのよ。』

『なんかさー気になっちゃって! お母さんも凄くお姉ちゃんの事、

心配してたよ。もう学校には行かないのかなって。』

『・・・もう私は学校には行きたくないの。』

『”ひょっとしてイジメにでもあった?“』

『な、なによそれ? 別にイジメなんかあってないわよ。』

『それならいいけど、ウチの学校でもイジメにあってる子いるからさ。』

『・・・そ、そうなんだ、』

『イジメにあった子ね、つい最近自殺しちゃったんだ。』

『”じ、自殺?“』

『そう、相当! イジメにあってた事が辛かったんだろうね、

ワタシさ、その子に何にもしてあげられなくて今も後悔してんだ。』

『・・・キ、キアラ、』

『だって! 助けられる命だってあるじゃん! その子の命はきっと

助けられる命だったんだよ! それなのにワタシは、勇気がなくてさ、』

『・・・・・・』

『”だからお姉ちゃんもイジメなんかに負けないで!“』

『・・・・・・』




・・・私の妹は、”私が学校でイジメにあってた事を知ってたのかな?“

だからあんな事を私に言ったのかなって今は思うから。

でもやっぱり学校には行けないな。

凄く怖いの、また学校に行けばイジメられるんじゃないかって。

だから結局私は学校に一度も行く事無く大人になった。






 *





・・・そこから9年が経ち。

私はコツコツお年玉や諸々、お金を貯めて親に内緒で”整形をする!“

整形した私は自分にほんの少しだが自信もつき、バイトを始める事にした。

家に籠ってばかりだと何も始まらないと思ったからだ。

それに私は妹と一緒なら実家を離れて別の場所で住んでいもいいと親から

許可をもらう。

妹とは私が整形した事を親に黙ってくれていた。

私もこれで一からやり直せると思っていたわ。




でもバイト先で私は初めて好きな男性と付き合う事になる!

彼は凄く優しい人で”私を見て直ぐに凄くキレイだよって言ってくれるけど?“

今の私は本当の私じゃない!

本当の私は”ブスで学校でイジメにあっていた女の子。“

もし彼がその事を知ったら? 彼は私と別れるのかな?

そんな心配がいつも心に引っかかり、なかなか彼の前でも笑う事が出来ないで

いると、、、?

彼が何時ものように私に、”今日もキレイだよって言ったから“

私は遂に彼に本当の事を言ってしまったの!



『”今の私は偽物で、本当の私じゃないの!“』

『えぇ!?』

『これが本当の私よ!』

『・・・・・・』



私は整形をする前の写真を彼に見せると、、、?

彼はリアルな態度を取ってこう言ったわ。



『”ブ、ブスじゃん! これがキアラなの?“』

『・・・ううん、』

『なんだよそれならそう言えよ! 俺は今のキアラもこの写真のキアラも

変らず好きだよ! 俺がキアラを好きになったのはキアラの心だから、

だからそんな事、気にしなくて良かったのに。』

『・・・琉ちゃん、』

『俺のキアラへの気持ちは何にも変わってないから。』

『・・・ううん。』





彼は最初っから知っていたのだろう。

私に何時もキレイだって言ってたのは、”私の心だったのかなって。“

本当の私を知っても彼は変らず今も私を”キレイだね“って言ってくれるわ。

辛かった時期を乗り越えて今はやっと幸せだと想えるようになった。

それもこれも彼のおかげかもしれないなって想っている。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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