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マイルストーン

作者: 堀ひかる


一喜一憂するな


今が全てではない


自分のためだけだ


自分の好きなことを書け


自分の好きなように表現しろ


誰も理解できなくていい


でも


もっと


多くの人に


もっと


同じ趣向の人が


いると


思っていた


●●●●●●●●●●●


●●●●●●●


その結果


ダメになった


時は過ぎ去る


誰もそこにはとどまれない


もちろん


私もだ


帰る場所などない


眠れない夜に


眠りたくない夜に


どしゃ降りの雨の日に


どしゃ降りの雨の夜に


明日


目覚めても


また


どしゃ降りの雨が降っていてほしい



空をみあげたら


飛行機雲が


水色の空に


白い線が一筋


ここが


ゴールラインだよとでもいうように


白い線が一筋


ああ


私は


そこまで


走って


行けない



喜び


笑顔


その


輪の中に


私は入れない



他人が堕ちていくのを見るのは楽しいよな



自分が傷ついているから他人に優しくなれる


自分と同じ思いをする人がいなくなるように


まあ


そういうことにしておきましょう



あんたらのキライなものが好きでよかったよ



テストは0点ばかりだった


今でもそうだ



大人って馬鹿だと思った


そして


私も馬鹿な大人になる



行き先がある人間には


たどり着けない場所がある



道に迷って


たどり着けない



夏の終わり


駅の乗車場


蝉の死骸


君の行きたい処へは行けた?



まだ


誰にも


評価


されていない


詩が


ある


これからも


誰にも


評価


されない


詩が


ある



空が雨雲のベールを脱ぎ捨てる


春の空が顔をだした



たった一度きりの人生


孤独に生きさせて



大人の階段登るとかいう歌の歌詞があるけど


私は階段登れないんだよな


こんなところもバリアフリーになってないんだ


大昔の人の価値観だから仕方ないのかもしれないけど


今も似たり寄ったりだよな






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