魔女の館異変
昨日の夜私は、眠れなかった。
万理の話で白峰さんが霊に取り憑かれている可能性が出てきたからだ。
昨日の私達は、魔女の館から帰ってきたいろいろあったがその時白峰さんの様子がおかしいと少し思った。
あんだけ調べてみよう真相を知ろうとしていたのに万理が一人でいろいろ探索して館の魔女に会って真相を話そうとした。。
その時白峰さんは、帰ろうと言うのだ。
オカルトに興味のない私でも気になったのだ、普通なら彼女は、相当だろう。
出会ってばかりで連絡先も知らないのも痛い
私は、祈った私の予感が当たらないようにだが私の願いは、あっさり打ち砕かれた。
日向君が急いで私に駆け寄ってくる
「どう言うことだあれは!!」
相当怒っている私は、察した。
でも怒っている相手は、万理だ。
その時だった。
「えっ誰?」
誰が言った。
そこには、入学式から見たことのない人物が現れた。
身長は、160ぐらいあり髪を後ろに束ねている
つり目で美人だ
私は、思わず「誰?」と言ってしまった。
すると「優子だ」
日向君が答えてくれた。
万理は、頭を抱えた。
『最悪なパターンだ』
白峰さん?は、おはようとみんなに言い自分の席に座る
もちろん周りがさわぐ
「誰?」「あの席白峰さんの席よね?」
すると一人が
「あの転校生ですか?」
そう訪ねると
「やだなー白峰優子だよ」
「えっ?でも」
「朝私もビックリしていきなり身長伸びたんだ嘘だと思うなら調べてみたら正真正銘私だって、親のDNA も一緒だし指紋とか本人だってわかるよ」
「ああ、うん、そう」
そう言い白峰さん?から離れた。
「おい」
日向君が何か言おうとする
『大丈夫、話すよ』
万理は、館て自分が何していたかを話した。
「おい、じゃあ」
『十中八九少女の霊が取り憑いたんだろうね姿まで変わるなんて僕でも驚きだよ』
「じゃあなんで俺に連絡、ああそうかお前らに教えていねぇ」
「どうするの?万理あなた何か解決する方法知らない」
私は、万理に考えを委ねる
万理は考える
『んーやっぱり拝み家に行くしかないね』
「拝み家?」
「なんだそれ」
『取り憑いた霊を祓ってくれる人のことだよ』
「よし、それに決定」
私は、即決した。
私達素人よりプロに任せた方がいい
『でも高いよ』
「え?」
万理がスマホで調べてみてと言うので調べてみたら。
「あれれ?おかしいぞ?怪しい奴でも三万以上するぞ」
私の家は、小遣い制だ三万は無理です。
「あの日向君は」
「そんな金ねぇよまだバイト探してねぇし」
ですよねぇバイトしてない高校生は、裕福な家でもない限り三万なんで無理どころか三万で好きなもの買いたい
「でも当てはある」
「当て?」
私は、首を傾げる
「昔、一度だけああなったことがある」
私は、驚く
「えっ本当!?」
「ああ、その時は、たまたま凄腕の霊媒師が祓ってくれたんだ」
「じゃあその人に」
「ああ」
『ちょっと待って』
万理が遮る
「なんだよ」
『彼女取り憑かれたことがあるの?』
「ん?ああそうだよ」
「それがどうしたの?」
『いや、それだけで判断するのは』
「もったいぶるな」
私が急かす
『彼女もしかして霊媒体質?』
「霊媒体質?」
私は、なんだそれと思った。
「ああそうだよ、なんでわかった」
『ん?いやんー』
歯切れ悪いなと思っていると日向君が答えてくれた。
「昔助けてくれた霊媒師が教えてくれたんだ、優子は、霊に取り憑きやすい霊媒体質だってだからこれをやるって」
日向君がなにかを取り出す。
「お守りね」
「これで霊を倒してきたんだ」
『えっ嘘そんな力があるの!?』
すると万理が触る
『ん?なにも感じないね』
「今までこんなことなかったのに今ごろになって」
『効果が切れたと』
「ああ」と言い日向君が頷く
『じゃあ帰りにこれを調べて』
調べて行って見ようと言おうとしたのだろうが
いきなり白峰さん?が万理の口を塞ぐように掴む
『ふぐ、あぐ、あが』
幽霊の万理を!?
白峰さん?は、握る力を強くして
「おい、余計なことするなよ、でないと殺す」
その時、背筋に冷たいものを感じた
「おい」
日向君が白峰さん?の手を掴むすると
「女の子に乱暴しちゃダメだよ」
もう片方の腕で日向君の腕を握る
「あっ、がっ」
日向君が痛みで掴んでいる手を離してしまう
(なんだ!?この力!?普通じゃねえ!)
日向君が振り払おうとするがびくともしない
ヤバイ私は、そう思った。彼女がついてきてしまったらなにされるか
筋肉質の日向君がどうしようもない怪力
命の危機を感じた。
ガラッ
教室のドアが開く先生が入ってきたと思ってた。
「嘘?なんで?」
わけがわからなかったなんで
「おい、お前なにしてんの?」
そこには、館で出会った暴力男が入ってきた。