魔女の館 探す
私達は、魔女の館の目の前に立った。
「お主らどうする?一緒に入るか?」
お坊さんが私達に話しかけた。
「ここまで来たら何があるか知りたいです。」
「私は、別に」
私は、少し怖かったここに白峰さんに憑いている長谷川さんの遺体がここにある
正直ビビっている
霊は見えてもさすがに人は、
「俺は行く」
日向君が決意秘めた声で言う
「俺は、知りたいです、長谷川さんにこんな目に合わせた奴らの正体を」
日向君は、小さく怒りが宿っている
「おお、中々の正義感なぁでも好奇心は人を殺す、共言われているから無理しなくていいぞ?」
坊さんが優しく言う
「いえ、行かせてください」
「わかった、トイレにあると思うがなかったら探すからな」
「はい!」
すると鬼堂達が私をじっと見ている
さっさと行けばいいのに行かない
「・・・・・行きます。」
私は、無言の圧力に負けた。
「すまぬの、念には念だ、人数多い方が安全で楽だからの」
「これではかどる」
「私も興味がありますしね」
「探検だ楽しみだ」
ん?
私は、二人の発言が気になった
(もしかして二人のために?)
二人とも楽しみにしていたようだった。だから私を犠牲にふざけんなよ、おい
だが私達は、館に入った。
館に入って鬼堂は、すぐに階段裏のトイレに向かった。
「お前が地縛霊になったのはここか?」
鬼堂と長谷川さんが入って後からお坊さんが入るそして私は、覗いてみる
トイレの中は、学校のようだった
入口から右が男子用のトイレで左がドアがあり洋式のトイレだ。
鬼堂とお坊さんは、トイレの周りを見る
「なんか手がかりがないの~」
「おい長谷川なんか思い出せないか?」
鬼堂が長谷川さんに聞く
「ごめんなさい、殺された記憶もないんです」
「まあ、思い出したくもないわなでもどうする?」
「何かないか屋敷を探すしかないの」
私達は、館を探そうとすると
『何かお探しかい』
お婆さんが出てきた。
幽霊の
『あ、お久しぶりです』
万里がお辞儀をして話す
『なんだい、また来たのかい坊や』
そういえば万理は、ここのお婆さんの霊に会ったこと会ったっけ
私達は、そのおかげでここの館の謎を知ることができた。
「おい、ババアこいつの遺体の場所知らねぇか」
鬼堂が長谷川さんを指して言うが老婆は、知らんぷりする
「おい」
「まあまあ」
お坊さんが間に入る
「ご婦人この子の遺体の場所知りませんか?」
するとお婆さんが言う
『お嬢ちゃん』
お婆さんが悲しい長谷川さんに聞く
『覚えてないのかい』
長谷川さんは、怯えたように頷く
なんで怯えているか老婆は、察する
『ここにあるよ、よく見て探しな』
「おい」
「いや、鬼堂そこまで聞けたら十分だ」
鬼堂が何か言おうとしたがお坊さんが止めた。
「ご婦人さっきの言葉嘘は、ないですね」
『ないよ』
お坊さんは、確認した。
「おい、寺門」
「長谷川殿の遺体はここにある、他は探さなくてよかったでないか」
「ここ?」
全員が首を傾げる
「いやでもここには」
日向君が言う
「何もないじゃないですか」
そうだここには何もない隠すところも見当たらない
床もコンクリートで埋めることができない
そう思ったときだ
「あっ」
私は、思い付いた
「あった隠すところ」
「えっ嘘」
日向君が驚く
私は、床を見てあるものがないかを探すすると
「やっぱりない」
「えっ何がないんだよ」
「気づかないのかお前」
「え?」
鬼堂が口を開く
「ここに遺体があるんだろ、隠すところなんてここじゃひとつしかない、まぁ上手く隠せて最初気づかなかったがな」
そういうと鬼堂は、足を上げおもいっきりコンクリートの床を踏みつける
ドゴオオオオン
コンクリの床が砕けた
なんか爆弾でも使ったのかと思った。
再度鬼堂が化け物だと認識した。
そして私は、覚悟してコンクリの隙間から
「うお!?」
日向くんは隙間から見える遺骨を見て驚いて尻餅をつく
「ヒィ」
私も驚いて口を塞いでしまう
鬼堂は、スマホを取り出し電話をかける
「檜田か?長谷川千秋の遺骨を発見した」
私達は、北条さんとお坊さんに任せて館に出ることにした。