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ユウリスの平凡な一日

どうもLa-toです!

今回は結構内容に困りました……

次回から新しい人物が登場するかもしれないです。

最後にブックマーク登録お願いします!

6


「うぅ……」声を唸らせながら、ユウリスは窓のカーテンの隙間から差し込む太陽の輝きに、目覚めさせられる。

 目を擦りながら、朦朧とした意識をはっきりさせようとする。


「しまった……寝落ちしてしまった……」

 そう気づいて、意識がもとに戻った。

 焦る気持ちを落ち着かせ、ひとまずベランダに出る。

 ベランダに出ると、太陽の日差しが目に入ってきた。

 反射的に目を細めるが、光がまつ毛に反射して目にいい意味で、刺激を与える。

 「やっぱり、朝は気持ちがいいな」

 深呼吸をして、朝の空気を体内に取り込む。

 この時、深呼吸と共にユウリスの一日が、始まった。


────────────────────────


 それにしても、今日は休日だ。

 「う~む……今日は特にすることが無いな……」

 実は、高校に提出する書類がまだ残っているのだが、昨日頑張ったので、今日はくつろぎたいと思った。

 しかし、特に予定も無いので、何をするか考えこんでいると、転生前の世界にいたころの、お手伝いさんの、言葉を思い出した。

 それはユウリスがまだ、七歳のころだった。


 『ねぇ、何か面白い事無いかな?』

 『そうですね……では、私とお散歩をしませんか?』

 『散歩なんて、つまらないよ……』

 『そんな事ないですよ?適当に歩いて、景色を眺めたりするのも楽しいですし、その中から新たな発見もたくさんあると思います』


 たしかあの時、散歩に行ったら、楽しかった記憶がある。

 「久しぶりに、散歩でも行くか!」

 そう張り切り、顔を洗い私服に着替え、家を出た。

 

 そうは言っても、この町の事はあまり知らないので、どの方向に行っても面白そうだ。

 ひとまず、帰えり道が分からなくならないように、家を出て目に前の通りを、右に曲がりその方向にまっすぐ行こうと決めた。(左に行くとこの前、葵叶を見かけた公園がある)


 しばらく進むと小さくもなく、大きくもない、交差点に出た。特に目に留まるものが無かったので、そのまま信号が、青に変わるのを待ち横断歩道を渡り、直進する。

 

 しばらく進むと、図書館が見えてきた。

 ユウリスはこの建物が気になり、図書館の中に入ってみる。

 「おぉ、これはすごいな」

 三百六十度、色々な本に囲まれた環境に自分が置かれた事が無いので、思わず感嘆の声を漏らした。


 しばらく周りの本を眺め、移動しようと回れ右をして本棚の角を曲がろうとすると、突然本棚の角から、人が勢いよく出てきて、衝突してしまう。

 「おわっ!?」

 「わあっ!?」

──ドタッ

 ユウリス自身は、少しよろけただけで済んだが、相手の方が後ろに仰け反り、その上バランスを崩して尻もちをついてしまう。

 「すまん、大丈夫か?」ユウリスはそう言いながら慌てて手を差し出し、彼女はその手を小さく可愛らしい手で、子供の様に握りしめる。

 「すいません、急いでいて……お怪我はありませんか?」

 美しく透き通った声で、ユウリスに語り掛ける。

 「あぁ、大丈夫だ。君は?」

 そう質問すると、何かを思い出したかのような顔をして「はい」と、一言言い残して、走り去ってしまった。


 「なんだ……」と、少し疑問を抱きつつも図書館がどのようなものか知ることができたので、図書館から出ることにした。


 図書館から出ると急にお腹がすいた。

 「何か食べるか」そう呟き、来た道を一旦戻り、道の反対側に見つけた中華料理屋に足を運ぶ。

 そこでは、見たことのない料理がたくさんあって選べなかった(料理名が漢字ばかりで読めないのもある)ので、店員にオススメを聞きそれを注文した。


 しばらくすると、油淋鶏(ユーリンチー)と白米のセットが運ばれてきた。

 早速、割り箸を割り運ばれてきたものを口に運ぶ。

 「なんだこれは⁉このサクっとした衣に甘辛い醤油ベースのタレに、ほんのり香るネギの風味……最高じゃないか」

 おいしすぎるあまりに、感想が口からこぼれ落ちてくる。


 店を後にして、ひとまず家に帰ろうと家の方向に歩き出す。

 「まだ、一時だが帰って高校に行くための書類を書くか……」

今回は、あまり大きな物事を起こさずに、まったりとした話にしてみました。

また時々見に来てくれると嬉しいです。


では、また次回の投稿をお楽しみに!!


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