切なき恋の終わり
こんにちはLa-toです。
今回とても内容が少なくなってしまいました。本当に申し訳ございません。
次回はしっかり書けるように精進します!
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とうとうその、土曜日が来た。
葵叶はしっかりと身だしなみをチェックし、彼氏の蓮の家へ向かった。
お泊まりに必要な物が入ったバッグを片手に期待に、胸を躍らせながら歩いていく。
彼氏の蓮の家につきインターホンを鳴らすと爽やかな声で「いらっしゃい」と言いながら、蓮が出てきた。
「お邪魔します」と、こちらも挨拶をして蓮の家に上がる。
蓮の部屋に招かれ、「テキトーにくつろいでて」と言われたので部屋の隅に持ってきたバッグを置き、床に座る。
蓮が部屋に戻ってきた。
「ごめんごめん」と言い、風呂を沸かしていたことを説明した。
「ううん、全然いいよ」と、自分も軽く返事をする。
そして何をしようかと考えた結果何も思いつかなかった。
いや、詳しく言うと考えている時にほかの話題に、発展してしまったので一時間あまりずっとただ他愛もない話をしていたと、言ったほうが正しいと思う。
いろいろ話していると、時計が午後六時半を指していた。
「そろそろ夕食にしようか?」蓮が言い、葵叶はそれに賛成した。
二人はキッチンに行きエプロンを身に着け、二人で料理を作る。
メニューはカレーだった。
ありきたりだと思うが、高校生にとっては、簡単に作れてかつ、美味しいのでお泊まり会の夕食としては、理にかなっていた。
二人で夕飯を食べ、食器を食洗器にいれる。
しばらくソファーでくつろいでいると、蓮が「お風呂、入ってくれば?」というので、バスタオルや着替えの部屋着を蓮の部屋のバッグから取り出し、風呂場に向かった。
洗面所に入り、洗濯機の前で服を脱ぎ、その脱いだ服を洗濯機の中に、放り込む。
風呂場のドアに手をかけ、ゆっくりとドアをおす。
そこには、とても広いとはいえないが、丁寧に隅々まできれいに掃除、整頓してある浴室が広がっていた。
まずは、桶で湯船をすくい、自分の体をサッ、っとながす。
そのあとすぐに、湯船につかり、今日一日の疲れをとる。
この時、恋という切なくてもどかしい疲れから、解放された瞬間だった、
風呂から上がり、リビングに戻ると蓮がいた。
蓮は髪の濡れている葵叶に新鮮味を感じたのか少し動揺する。
「あーお風呂気持ちよかったー」そういうと蓮は安心した様子で、
「それはよかった、今度は僕が入ってきていいかな?」と言ったので、
「いいよー」と、軽く一つ返事で承諾した。
蓮が来るまで暇なので、部屋に戻ってSNSでも見て、暇をつぶそうと思い部屋に向かった。
部屋に戻ると蓮のスマホに一件のメッセージ通知がきていた。
そのメッセージの内容を見ると葵叶の心は、不安と絶望にあふれていった。
そのメッセージに内容はこうだ。『ねぇ~蓮、こんどぉ~のエッチどこでしようか?』
最低だ。
葵叶は悲しみのあまり、その格好のまま、蓮の家を出て途方にくれた……。
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