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01.1 紅葉の日常風景

2月19日

――朱鷺森市 美術館併設喫茶店:紅葉 PM21:25――


彩音 「っあー、やっと終わった……。後は報告しておーわりっと」

小菅沢「報酬の受け取りは明日にするなんて言い出した時はどうしようかと……」

彩音「だって眠いし……マスター?マスターどこー?」


千場ちば「よしっ!信濃グランセルロース勝ったーぁあー気分いいわー♪」


もみじ「あーごめんごめんご!取り敢えず即金で15万円ね。ゲーセンと紅茶に使ってね★」


千場「おーおかえりー。でもってマスターせこい!!」


彩音「はい、わかりまーした……このテンションの高い人は私はあまり知りませんね……」

小菅沢「ありがとうございます、まずは新しいねぐらの準備に使わせてもらいます、お店にはそれからになりそうです」


千場「なに?新人さん?マスター紹介紹介」


もみじ「あーぴよぴよちゃん待って待って。あとドリアちゃんもシットだよ。ぴよぴよちゃんには~敷金礼金無しで家賃1万5千のボロアパートあるけど住むー?」


千場「ドリア言うなし!」

千場「なに?そこの天狗ショタくんホームレスなの?ウチくる?」


小菅沢「本当ですか!?そこなら雨風に命を削られることはないんですか!」


千場「部屋の掃除してくれるなら家賃3/4でいいよ!」


もみじ「あ~!ショタっ子を家に招き上げるとか行けないよサイゼリヤちゃん。でもまあ、どっちでもいいから好きに決めてね」


千場「某ファミレスいうな」


小菅沢「ぁっ……。ぃえ……その……まだこの辺の生活に乗り切れなくて……。お気遣いありがとうございますぅ、しかし流石に女性の方の家に厄介になるわけにはいかないので……お気持ちだけ!」


千場「じゃあ私が遊びに行くから( `・∀・´)ノヨロシク」


もみじ「じゃあ私の方でいいのね。残念だったねグラタンちゃん。取り敢えず報酬の方渡しておくね」


千場「マカロニいうな」

小菅沢「本当ですか!もうダンボールの紙のぬくもりだけを生命線にしなくていいのならば是非お願いします!!」

千場「まったく……この適当なマスターは……」

小菅沢「こんな生活してましたけど、家事には自信あるんですよ!任せてください!」


もみじ「まあロッテちゃんみたいな怖いおばさまもいるけど基本的にはいいところだからカフェとゲームにドバドバお金落としてくれると嬉しいな★」


小菅沢「はい!よろしくお願いします!」

千場「東京ネズミーランド県じゃねえよ!」

彩音「話は纏まりましたか。あとマスター、面倒ですけどあの人間の子。きっと落ち着いたら今回の件を思い出して取り乱す……と思うんです。――実際は知りませんけど」


もみじ「というかもう店仕舞いだから帰った帰った!美術館だぞ一応!ことりちゃんには私からあとで説明しとくわ。ここは溜まり場じゃねーんだぞ★」


彩音(うわぁこの人話聞かなーい)

千場「この人もう耳が遠いんだよ……」


もみじ「おうなんか言ったか東京の腰刀」


千場「だから千葉県ないし!せんば!……違うちば!千場!」

彩音(もうコンビ組んじゃいなよ……)

彩音「――まあいいです。ではお願いしますね?それでは、また」

千場「あ、またねー」

小菅沢「ぉ、お疲れ様でしたー!」

千場「さ~てと、私も帰るかな。じゃ、この缶捨てといて、マスター★」


もみじ「さて、綾瀬ことりちゃんね。面倒だけどあのエロジジイに一度話通さないとなぁ……っていうか自分で捨てろよ★」

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