表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/41

スキルと精霊

 扉から出たら、荒野が広がっていた。そこには水色の服を着て、20㎝位の羽根が生えたもろ妖精って感じの女の子と、耳の長いフェレットがいた。


「こんにちは、新しい主しゃまでしゅか?水の精霊のアクアともうしましゅ」

「俺は土の精霊ガイアだぜ。まずはあんたの魔力の質を見せてもらおうか」

「アクアには、水魔法を、かけて下しゃい」


 いや、まずは魔力が分かんないけど。

「ごめんね、意味不明」

「アクア、こりゃ間違えたか?」

「そんなことないでしゅ。私たちが見えてるでしゅ」

 そういえば、スマホに何かしたって言ってた。

 電源を入れると、一番上の欄に、10000ポイントって書いてあり、説明、スキル、買い物カゴの

アイコンが並んでいる。あとはカレンダーと地図?

 あ、メールアイコンが光った。

 開くと、差出人はトールとなっている。

〈とりあえずはスキルで魔力操作と水魔法買って、契約して。

 追伸 説明書位読んでから出て来いよ?〉

 むかっ!こっちはスマホ初心者なんだから、見る習慣もないっての!

 スキルアイコンを押したら、たくさんのスキルが並んでいた。一番上にあるマイクのアイコンを押すと、音声検索出来そうだ。これ位はググールとかで知ってるのさ。

「魔力操作、水魔法」

 魔力操作が10、水魔法が50と出た。二つとも反転させて、決定!頭の中でピロリンと音がして、買えた?らしい。買ったらなんとなく使い方が分かった。 

 おなかの辺りに感じる暖かいものを右手に移動させて、ガイアに流しこむイメージ。

「いいぜ、あんたの名前は?」

「ミノリ」

「よし、契約成立だ」

 次は、手から水が流れるのをイメージする。

「美味しいお水をありがとうなのでしゅ。ミノリしゃま、よろしくでしゅ」

『精霊と契約しました。一体につき、1000ポイント加算されます』

「ミノリ、忘れずに土魔法覚えろよ?」

 言われた通りにした。ポイントは全部で11890ポイントになった。

 とりあえずは説明書読もうかな?座って読もうかと、出てきたドアを探すけど、何もない!うそー!あの部屋、くれるんじゃなかったの?

 説明書は、バルスにはかつてホトスという神がいた事。

 長く平穏が続いたが、異世界から襲って来た邪神がバルスを襲い、それを食い止めようとしたホトスが消され、トーラスワールドから来た勇者の手により倒された事。

 つまりは歴史かな?てか、トーラスワールドってトールの世界?ださ!

 メールが届いた?トールかな?それしかいないけど。

〈ダサいとか思うなよ?それと扉はイメージでも開くけど、魔力感知を買えば見えるぞ。歴史よりも知るべきは現状!それと武器の一つもないと、死ぬからな。スキルも合わせて買う事を忘れるな〉

 魔力感知は20ポイント。武器は、買い物アイコンかな?うはっ!また数が多い。武器で検索しても、凄い数。剣一つとっても木の棒から聖剣神剣魔剣の類まである。ポイントも凄いけど。

 木の棒はさすがに嫌なので、1000ポイントで鉄の剣を買った。振ってみると、意外と軽い。鉄って重いよね?おかしいな?

 とりあえずスキルかな?

 開くと、一番上にオススメと書いてあるスキルがあった。収納庫 500 時間停止機能付き

 ステータス確認 500 絶対買えよ!

 え…。因みに片手剣スキルは、50だった。

 収納庫は、ラノベでいう所のアイテムボックスかな?なら買おう。ステータス確認は、買うと負ける気がしたけど、一応買った。ああ…精霊ゲットのポイントが消えた。

「えっと…ステータスオープン?」


 ミノリ(12)

 人族   

 レベル 1

 HP 100 MP 100(200) 力 31(500)

 精神 210 敏捷 28(500) 幸運 17


 特殊スキル 言語理解 経験値獲得2倍 

 自動回復 精霊視


 アクティブスキル

 魔力操作 水魔法 土魔法 収納庫 亜空間


 パッシブスキル

 魔力感知 農業 家事 片手剣


 異世界神トーラスの加護


 称号 転生者 バルスの救済者


 契約精霊 アクア ガイア


 スマホの画面いっぱいに、表示が切り替わった。

 んー、MPの(200)は、精霊達によって増えた分らしい。500はトールの加護みたいだ。それと経験値獲得と自動回復も。言語理解は転生者だから。精霊視はバルスの救済者だからだな。


 それにしても弱いな。とりあえずトール、加護をありがとう。無ければすぐ死にそう。

 

 あとは食べ物かな?…って、苗木とか種?実る前に死んじゃうよ!

 そういえば、滅ぼされかけたって事は、滅んではいないんだよね?

 マップアイコンを押すと、まっすぐ南に町らしきものが見えた。

 とりあえず行くしかないか。



 前作の主人公に比べて弱すぎ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ