ダンジョン 1
11階層はクリアしていなかったので、10階層のボス部屋から再チャレンジだ。
ボスは、ムカデじゃなくてシルバーウルフだった。よかったー!
毛皮を貰ったけど、他の毛皮も含めて何を作ればいいか分からない。
ちゃんとなめされているし、亜空間の中でラグにしようかな?ちょっと殺風景だしね。
次の階層は今回もオークだったけど、前回よりは冷静に対処出来た。
次の階層で、魔鉄を見つけた。魔鉄は、鉄よりも魔力を通すので、魔道具作りに欠かせないらしい。武器としては重いので、ミスリルを見つけたい。
15階層は、やっぱり森林ステージだった。グレートボアっていうボアの上位種で、魔法は精霊達に任せてなるべく剣で倒した。
魔力も増えたし、自動回復で回復するとはいえ、限りがあるし、ミノタウロスの時みたいに時間がかかったら、魔力が尽きてしまうから。
ここではキノコが採取出来たので、地味に嬉しい。キノコは種じゃ育たないから、今まで食べられなかったのだ。
ブナシメジと椎茸が生えていた。
まだ余裕がある。燃焼石と、ファンタジー金属の、ミスリルを見てみたい。ラノベ通りなら、魔力も通すし、軽いので、便利な金属だ。
魔道具の本を読んでみたけど、作るのは何とかなりそうだ。
魔石もあるし、魔鉄も見つけた。役に立ちそうな発動媒体の書き方も本に載っていた。手書きっぽいから、トールが書いたものかもしれない。
読むのは大変だったけど、色々と役に立つ。魔法とか、スキルの細かい効果とか。
トールは習得してるのかな?縮地とか、空歩とか、私には出来そうもない。どうしてラノベの主人公達は、いとも簡単に、凄いスキルを使えるんだろう?
まあ私も、まさか剣を持って戦うなんて考えもしなかったけど。
魔物はきっと、全滅しない。食用になる魔物も多いから。異世界と魔物はセットみたいなものだし。
20階層の中ボスを倒したら、指輪が出てきた。
鑑定 魔力制御の指輪 銀製 自動調節
制御?…ちょっとやってみよう。
微妙に魔法を使う感覚を補助してくれるみたいだ。
考えただけで発動する私には必要ないかな?とはいえ、一人だけにあげるのも嫌だ。みんな魔法を頑張っている。向き不向きはあるけど、教えを請う人は、意外と多いのだ。
21階層で銀を見つけた。そこで一旦休む事にした。そろそろ夜になってしまう。
ちゃんと次は21階層から始められるようにして、亜空間に入った。