表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はんてん!  作者: 豚足演算
3/3

天使の仕事は断れない!

ダラダラと会話パートです。

父から天使に関することを色々聞いてみて自分の背中に生えている羽やネックレスが弓に変わること赤い糸が見えることなどを踏まえて自分は本当に天使なんだと実感する。

天使の仕事についても大体は理解ができた。

だけれども実際にそれは私がやらなければいけない事なのかという疑問がふと頭を過った。

「ねえ、父さん。その天使の仕事って私が絶対にやらないといけない事なの?」

父に対して思ったことを素直にぶつけてみる。

「そうだね、そう思うのも無理はないか。ただ、これは何というべきか避けられない事なんだ。紬には申し訳ないけれど・・・母さんが天使だという話はしたね。母さんはこの街の担当天使だったんだけれど私と結婚するために天使をやめて人間になったんだ。その代わり生まれてくる子供がその仕事を引き継ぐというのを条件にしてね。だから紬は天使の仕事をやらなければいけないんだ。」

「もし、天使の仕事をしなかったらどうなるの?」

しばらくの沈黙の後に父が重い口を開くと

「天界から使者がやってきて君を連れ戻して半人前ではない本物の天使にするための『再教育』をするそうだ。私としても娘をそんな目に合わせたくはない。」

父から発せられた言葉は衝撃的で暫くの間沈黙が続いたが

「そっかーそれなら仕方ないか。父さんを一人で残していくわけにもいかないし。天使の仕事というものに少し興味もあるし。ただ、私は半分人間だから赤い糸が見えるのが女の人だけでそれがどこに繋がっているのかまでは分からないんだ。これってどうやって天使の仕事をすればいいのかな?」

「それについては君が16歳の誕生日を迎えた日に・・・」

父の言葉を遮るように玄関のチャイムが2度・3度鳴るのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ