1戦 あたしが最も好きな場所へ
いやぁ、Twitterに載せてもないのに読んでくれる人いると嬉しいですねw
『w』←これ使うとなんかガラ悪そうに見えるね。
免許なんて取ってないから、トラックの運転むずかったぁ。
しかも、口ん中に噛み殺した奴らの皮膚とか肉とか残ってて気持ちワリィし。
「かぁぁ、ペッ!」
ウゲッ、結構でかい肉片でてきた。
…………早く行くか。
岩壁にめり込んだトラックなんて気にしないで。
……にしても、こんだけ歩いて疲れねえなんて、いい体になったもんだ。
これなら昼中には村に着くだろうな。
カチャ!
「……ん?」
「おまえ! 何者だ!」
…………二、三人?
銃を向けてるのは一人だけど、他に二、三人いる気がすんなぁ。
「あたしはアリスってんだけどさ、ここら辺に反政府軍の村ない?」
「アリス? 聞いたことがないな。なぜ、村の場所を聞く!」
だぁー! めんどくさい!
いっちょ締め上げて、村までおぶってもらおうか?
「いいから、早く場所言えって。痛い目みたくないd」
バンッ!
「ぁぁぁ」
「お、おい! 何撃ってんだお前!」
「こ、コイツ怪しかったから」
…………。
「お前、怪しいからって……撃つんじゃねえよ!」
「そいつの言う通りだな」
「なっ!?」
「よいしょっと、無闇に人を撃つなよ、新兵くん?」
アハハ、めっちゃ驚いてやんの!
ダメだ、ツボりそう。
「お、お前、なんで死んでねえんだ」
「震える声で言われてもねえ……。さあ、こんなバケモノと殺りあいたいか?」
あたしがそう聞くとそいつらは揃って首を横に振った。
「ブッ、ハッハッハッハッ!!」
それを見てあたしは盛大に吹き出しちまったよ。
「んだよ、ちけぇじゃねえかよ!」
「へ、へい姉御。すいません」
色々と忘れてたから本当に案内してもらったんだけど、歩いて30分ぐらいの所に村があった。
いや、ふざけんな。
「ん? あんた達その人誰?」
そのまま入ろうとしたら門番らしきやつに止められた。
「ええっと、なんて言ったらいいんだ、これ」
「えっと、し、死なない人?」
おいおい、目先の情報だけで伝えんなや。
門番ちゃん困ってんだろ。
「なあ、この村ってさ、門番なんていたっけ? あたしがいた頃はいなかったと思うんだけど」
男二人は信用ならないので、あたしが適当に話を進めてみよう。
「はあ? だからあんた誰な──」
「──政府の連中が来たら知らせるためだ。アリス」
聞き覚えのある声だ。
いかにも頭脳派って感じの声。
「ルイス、この村ではあたしの英雄譚が語られてないようだけど?」
「無鉄砲に突っ込んで捕まったアホの話ならしてるぞ」
コノヤロウ……!
ちょーと頬がピクついてきたぞぉオイ。殴ってやろうか、殴るか、よし殴る!
「お姉ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
拳に力を込めているってのに、誰だよ──うぼわぁぁぁぁ!
「だ、大丈夫だった? お姉ちゃん! もうウチ、お姉ちゃんのこと心配でご飯が3合しか食べれなかったよ!」
結構食ってんな。
って待て、ハイテンポで進み過ぎてあたしの頭がまとまらない。
えっと、頭脳派なルイスがあたしの英雄譚を無様なボケカスって話を流したって話を聞いて殴ろうとした、そのあと、この頬ずりしまくってる奴は妹なんだが、妹がそのたわわに実った胸を揺らしながら飛んできた。
うん、分からん。
「な、なあリーファ? あたし窒息死しそう」
「お姉ちゃんの匂ぃエヘへ」
「あの、リーファ?」
「お姉ちゃぁぁん、後で一緒にお風呂入ろーよー」
「わ、わかった! 分かったから!」
「エヘへェ」
や、やっと離れた。
ホッと無い胸を撫で安堵する。本当に窒息死するところだった。
「……フッ」
「お前、後で殺すかんな」
拳を上げ威嚇してやる。
その時だ、あたしが好きな場所に戻れる合図が鳴ったのは。
カンカンカンと村の高台から鐘が鳴り、高台に立っていた兵士がこちらに走ってくる。
「味方からの無線で、戦況が──」
「っしゃー! あたしが行く!」
「よし行け」
「え、ルイス? お姉ちゃん?」
「行ってくるぜー!」
「えぇ!? お姉ちゃぁぁん!?」
リーファの声を後ろに聞きながら、あたしはアサルトライフル、ショットガンを肩に下げ、ハンドガン二丁を腰のホルスターに入れ、あたしが最も好きな場所。
『戦場』へ向かった。
結構走って書いたから何書いてるか自分でも分からなかったんですけども……どうでした?
アリスちゃん、頭の中のキモイ妄想ではめっちゃ可愛い、カルロ・ゼン様の『幼女戦記』に出てくるターニャみたいな子を想像してます。
はい、後で怒られてくるので許してください。




