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君が思い出になる前に  作者: 砂糖
2/7

思い立ったら行動

俺は、サキにラインで飲み会のお礼を言って、当たり障りのない内容にしておいた。まだ知り合って二日の相手に何を言えばいいのかなぁ。


サキは有希にも負けないぐらい美人だったし、俺なんか相手にしてもらえないだろうな。俺よりもアキラの方がかなりイケメンだし、俺が女の子でもアキラだよな。


いつものマイナス思考が俺を支配したんだ。


「純一、最近サキとどう?」

「仕事は忙しいし、何も進展してないな。」

サキとラインはしていたけど、たまに仕事の事とか書いていたぐらいだった。


「私は、今度アキラ君と飲みに行く約束したよ。まずは友達だけど、いい感じだよ。」

俺は何となく感じていたんだ。有希はアキラをかなり気に入ってるなって。有希ガンバレー。


「純一もサキをデートに誘ってみなよ。いつもの奥手じゃあいつまで経っても変わらないよ。」

そうだな、ダメ元で飲みに誘ってみるかなぁ。


いつものように有希に引っ張られながら俺は行動に移したんだ。




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