表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君が思い出になる前に  作者: 砂糖
1/7

15年後の未来へ

純一と有希は会社で同じ部署で働いていた。二人は何となく気が合って、お互い励まし合いながら日々仕事を頑張っていた。

「俺、最近彼女にフラれたんだ。仕事も忙しいし、いい事無いなあ。」

純一は、有希に愚痴を聞いてもらうことも多かった。

「純一は優しいし、いいオトコなのにね。また次頑張りなよ。」

期待通りの言葉だ。有難いな。

「ありがとう。そう言ってくれると嬉しいよ。」

やっぱり、有希は俺がどんな言葉を欲しがっているか分かっている。有希は客観的に見て美人だし、性格も明るくて楽しい。でも、彼女を女性として意識したことはなかったんだ。


ある日、有希が声を掛けてくれた。

「純一、合コンしようよ。私は友達連れてくるから、そっちも誰か誘ってよ。」

合コンは苦手な方だけど、相変わらず彼女いないままだし、行くことにしたんだ。俺の友達の中で一番のイケメンを連れて行った。


男二人と女二人の四人が集まった。俺と有希は友達だけど、あとの二人は全く初対面だ。俺の友達はアキラで、有希の友達はサキ。 俺は口下手で何を喋ればいいのかよく分からない。でも、有希がうまく流れを作ってくれたおかげで四人で楽しく過ごすことができた。一応、連絡先も交換できたんだ。


次の日、有希に会うとお礼を言った。

「昨日はありがとう。楽しかったよ。」

「私の友達のサキに連絡したの?早く連絡して昨日のお礼を言っときなよ。」

俺は、サキが特別気になったワケじゃないけど、何となく話も合いそうだったから友達から始めてみようと思ったんだ。

有希は、俺の友達のアキラを気に入ったみたいでラインをしているらしい。俺の事より、有希とアキラが良い方向に進むといいなって本心から思っていたんだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ