表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

童話系

ちがくていい

作者: 某某

昔書いたもの。多少手を加えただけです。

 あるところに、皆と違う男の子がいました。何が皆と違うのかって?

 なんと、頭に綺麗な角が生えているのです。


「お前変なのー!」


 友達の男の子が言いました。


「みんなと違う」


 女の子が言いました。


『気持ち悪いぞー!』


 皆に言われました。涙が出てきます。


 皆と違うのは、悪いことなの? 気持ち悪いことなの?

 男の子は、一生懸命考えました。

――――――皆と、仲よくなりたい・・・・! そのために、この角は邪魔なんだ。

 男の子は、角を折ることにしました。



 ―――――痛いのは、嫌だけど・・・・独りはもっと嫌だ!

 震える手を何とか動かし、角に手をかけます。力を加えようとした、その時。


「そんなこと、しなくていいんだよ」


「えっ・・・・?」


 一人の、優しい女の子が言いました。


「みんなとちがうのは、駄目なことじゃないよ」


「で、でもっ・・・・!」


「みんなちがくて、いいんだよ」


「っ」


 その言葉に、男の子の心は大きく震えました。


「ほら、一緒に遊ぼ? 皆、待ってるよ?」


 女の子が手を差し伸べます。男の子は、微かに躊躇し、その手を取りました。


「うん・・・・」


 二人の歩む先には、沢山の"友達"がいました。

 男の子の涙は、温かなものに変わりました。

いじめも差別も駄目です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ∀・*)シンプルにストレート攻め!短い作品ながらも、これは充分に読者の心を掴める作品ですね。作品の持つメッセージ性が、強く濃くハッキリとあっさりながらも残ります。 [気になる点] ∀・;)…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ