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朝起きたら水浴び

朝起きたら水浴び、この時期は寒そうです。

昨日は雨が降っていたが、今日は眩しいくらい天気が良いな。


『さて、そろそろ起きるか・・・』


ベッドから起き上がって部屋から出ようとすると、ある事を思い出した。

そういや、ルーナのお客が来ているんだった、身なりをちゃんとしなければ。


棚の横にある鏡を見て寝癖がないかを確認した。うん、問題ないな、行くか。

部屋から出たらルーナとリリー、フワリの三人で楽しそうに話していた。


こちらに気がつくと、朝から眩しい笑顔で挨拶をしてくれた。


『おはよう!ロアンさん!』

『おはようなのー!』

『ああ、おはよう』


んー朝からこんなに美人な人と、

可愛い妖精と話せるなんて最高すぎるだろ。

しかし一方、ルーナに目を合わせたらプイッと視線を晒された。


あらー?昨日の事を怒ってらっしゃいますか?

まぁ、それは置いといて・・・女騎士のスフィアの姿が見当たらない。


『あれ?スフィアはまだ寝ているのか?』


リリーに尋ねると、『スフィアは朝が苦手でね、まだ寝ているわ』と言われた。

リビングにある振り子時計を見てみると、

9時50分と表示されていた。


・・・俺よりも起きるの遅いってすげーな。

あんなに美人な女騎士にも弱点があるんだな。


それから数十分ほどみんなで会話をしていると、ようやくスフィアが起きて来た。


『おはよー・・・・・・』


すげー眠そうだな、目が線になっている。

そんな眠たそうにしているスフィアに対して、ルーナが後ろに回って両肩に手を置いていた。


『ねぇねぇ、スフィア!目覚めの朝に滝で水浴びをしないかしら?リリーとフワリもどう?』

『いいですね!』

『久しぶりなのー!』


四人で水浴びをする事が決まったようだ。

あれ?俺は?試しに言ってみる事にした。


『俺も一緒に水浴びをしてー・・・』

『殴るわよ?ロアン』


ルーナにめっちゃ睨まれたので、一人で待機をする事になった。ちくしょー。


『ごめんなさいね、ロアンさん。少し待っていてね』

『悪いけど男性は禁制だからな』

『ロアンは待っててなのー』

『気にしなくていいぞ、ゆっくり入っておいでよ』


四人で楽しそうにしながら外に出て行くと、

いきなり物静かになった。

ソファの上でだらだらとしながら待っていた。


『あー暇だなー・・・』


やっぱり覗きに行こう。

だって、考えてみ?四人の美少女が水浴びをしているんだぜ?覗くしかないだろう。

良し、善は急げだ。


ソファから立ち上がって玄関に向かい、

ドアノブに触れようとすると、六芒星の紋章が現れて電気が走った。


『いててててっ!!』


これはルーナの仕業だな。結界を張っている。試しに窓から出ようとすると、

同じく電気が流れた。ちくしょうおおおおおお!!!!!!



私がみんなと水浴びをしている最中、二回も魔法が発動した。


『ロアンやつ・・・やっぱり覗きに行こうと思っていましたね・・・』


舌打ちをしてリリーに話をすると、笑っていました。


『まー健全な男性なら仕方がないわよ』

『水浴びをしている事を知っていたら尚更だな』

『ロアンってエッチなのー』

『はあ・・・ごめんなさいね皆さん、馬鹿の奴で』


謝ると、三人に笑われてしまいました。


『ふふっ、ルーナさん。本当に楽しそうね』

『ロアンがいるから前よりも生き生きとしているよな』

『そうかしら?んー・・・』


色々と考えてリリーを見つめていると、

相変わらず綺麗な肌をしていたのでセクハラをしたくなりました。


『それよりもー・・・リリーったら本当に綺麗な身体をしているわね』

『きゃあ!ル、ルーナさん!?どこ触っているんですか!!』

『触り心地もいいわー』

『んっ、んふ・・・ルーナさん、ダメです・・・ひゃあん!?』

『なんだかエッチなのー』

『フワリー!スフィアー!見てないで助けてー!!』


四人で久しぶりの水浴びはとても楽しかったです。

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