寝る前に小さなお茶会
寝る前に読んでいい夢を!!
リリー達がルーナの部屋を借りてネグリジェに着替え、部屋から出て来た。
おー・・・これが大人の女性なオーラかー。
リリーはベージュ色のネグリジェを着ていて、
スフィアが薔薇のように赤いネグリジェを着ていた。
しかし、フワリは何故かメイド服みたいな格好をしていた。
んー何で?理由を尋ねてみると、どうやら着心地が良くて寝やすいみたいだ。
『みんなー、ハーブティーの用意が出来ましたよー』
ルーナはリリー達が着替えている時間を利用し、
みんなのためにハーブティーの用意をして作ってくれていた。
本当に気がきく奴だなー。
それぞれがテーブルを囲むように座り、寝る前の小さなお茶会が始まった。
『ふー、やっぱりルーナさんが入れるハーブティーは美味しいわ』
『美味しいのー』
『ふふっ、ありがとうね』
『この種類は・・・ローズヒップかな?』
『正解!』
スフィアと言う人はハーブティーを一口飲んで種類を当てていた。凄いな。
どうやらハーブティーがかなり好きらしい。
あー、確かに好きそうな感じがするな。
他愛のない話をしていると、ルーナが明日の日程を聞いていた。
『そういえば、リリー達は明日、どんな日程を立てているの?』
ハーブティーを一口飲んでからカップを置き、口を開いた。
『明日はちょっと気になる場所があってね、そこに行こうと思うの』
『気になる場所?』
『うん、ウィール村に行くの』
『あの村に用があるのか?』
リリーに尋ねてみると、懐かしそうに思い出しながら話をしていた。
『実は十年前にね、一度だけその村に寄った事があるの。
でも、その時はまだお店が三件ほどしかなくてね。
だから、どれだけ増えたか気になるの』
スフィアもリリーに続いて話をした。
『ああ、とても綺麗な建物と湖が忘れられなくてな、
もう一回行ってみたかったんだ』
『うんうん!だから明日も楽しみなのー!』
なるほど、10年前に行った事があるから気になるのか。
ってか昔は三件しかなかったのかよ、知らんかったわ。
話が一括りした所でカップを掴み、
ハーブティーを飲もうとしたら空になっていた。
んーお代わりするか。
そう思ってティーポットを持って入れようとしたが、綺麗に空になっていた。
まじか。
『ふーご馳走様です』
『美味しかったのー!』
『ああ、ルーナが入れるローズヒップは格別だな』
『ふふっ、どういたしまして』
どうやらみんなも飲み終わったようだ。
さて、そらそろお開きかな?
リリー達がカップを片付けようとすると、
ルーナが『私達がするからそのままで良いわよ』と優しく微笑み、
三人は寝るためにルーナの部屋を借りた。
『おやすみなさい、ルーナさん』
『おやすみなのー』
『ロアンもおやすみー』
『ええ、おやすみなさい』
そう言ってルーナがリリーに言い聞かせ、
『ロアンが夜這いに入ったら困るから鍵をしめてね』と言ったから、
鍵を閉める音が聞こえて来た。
ルーナよ、そんなに俺を信用していないのか?
水浴びを覗くのが原因か?
二人でティーセットを片付けた後、
時間も遅くて眠たかったから自分の部屋に戻ろうとしたら、
ルーナが念を押して来た。
『ロアン。今日は私、リビングで寝ますけど、
くれぐれも変な事はしないでよね?』
『りょーかい』
そう言って部屋に戻り、ベッドに入って大人しく寝た・・・・・・。嘘です。
ルーナがリビングで寝ているチャンスなんてそうそう無いだろう?
寝ている隙にエロい事をしてやるぜ、グヘヘへへ。
そう思ってベッドから起き上がり、部屋を出て薄暗い中を歩き、ルーナが寝ている元に近付いた。
ふかふかなタオルケットを一枚羽織って寝ているルーナの姿が見えた。
『一回だけお前の大きな胸を触りたいと思っていたんだ。
こんな、チャンス滅多にないから触らして貰うぞ』
そう言ってルーナの胸元に手を伸ばした時、
突然誰かに手首を掴まれた。
『は?』
気が付くとルーナが起きていて、
俺の手首を思いっきり掴んでいた。
『ロアンー?今あなたー、何をしようとしていたのかしら?』
誤魔化す事も出来なそうが、
何でルーナが突然起きたのか分からなかったから質問をすることにした。
『な、何で分かった?』
『結界を張っていたわ。半径10センチ以内に入ったら感知してくれる魔法でね』
まじか、そこまで予想していたのか。
その後はどうなったかと言うまでもない、
当然ぶん殴られた。




